羅臼では、会う人ごとに
「寒いね。こんな年はないね」という話をするのが最近の挨拶代わりになった。
今夜、これを書いている時の羅臼町の気温は1℃。
まあ、氷点下ではないから「暖かく」なった、と言ってよいのだろう。
湖沼の氷が融けていないため、北上する水鳥の群れが利用する水面が無く、雪原に「不時着」していたとか、ハクチョウが餌場に困ってタンチョウの給餌場に大挙して押しかけてきたとか、長引く寒さによる異常な現象が色々と聞こえてくる。
17世紀に小氷期があったという説がある。
この当時に絵画に描かれている雲を6000点以上分析した気象学者がいて、この時期には、現在より曇りの日が多かったと主張している。したがって寒い日が多かったと推定している。
寒い日が多かったと推定するもう一つの根拠に、絵画に描かれている人物の服装を分析している。
僕ら凡人にとっては、名画は鑑賞するものでしかないが、世の中には思いがけない使い方を考える人がいるものだ。
寒さの原因は火山活動の活発化だとも言われている。16世紀から17世紀にかけて世界中のあちこちで、巨大な火山噴火が続いた。そのために日光が遮られ、地上の気温に影響したのだという。
あちこちで地震が続き、火山活動も活発化する傾向をみせていると言われる。
これからの地球は、どうなっていくのだろう。
「戦争だ、ミサイルだ」などと言っている時じゃないように思うのだが・・・・。
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