2009年2月28日土曜日

風蓮湖を歩く






 アザラシ調査があるというので久しぶりに走古丹(はしりこたん)に入った。
往復で約8㎞を歩く。
風は強かったが、晴天で気持ちが良かった。
 ゴマフアザラシ 2頭 遊泳中を確認。
 その他、鳥類:
  ウミスズメ
  カワアイサ
  コオリガモ
  クロガモ
  ホオジロガモ
  ビロードキンクロ
  オオハクチョウ
    オオセグロカモメ
    シロカモメ
    カモメ
    オジロワシ
    オオワシ
    トビ
    ハクセキレイ
    ツグミ
    ハシブトガラス

2009年2月27日金曜日

彗星はいずこ

 ルーリン彗星が近づいているはずなのだが、このところ夜になると雲が出てきて、スカッと晴れない。
 夜ごと、双眼鏡を夜空に向けているのだが、いまだに見つけられない。写真では、美しい尾を引いているようなのだが。

 夜、東南の空を探した。すると双眼鏡で微かに光る彗星を捉えることができた。アンドロメダ大星雲よりもはるかに暗い。寒い中で写真撮影を試みたが、僕のウデでは無理であった。
 でも、肉眼で見ることができたので、ヨシとするか。

2009年2月26日木曜日

アルクティカ 復活




 よく故障する。肝心な時にドック入りしている。
 走っている時うるさく、走行中の車内でクラシック音楽を聴くのはほぼ無理。
 ヒーターが小さく寒い。
 欠点だらけのクルマである。昨年は特に大きな故障が二度もあった。それでも手放せないのはなぜだろう?自分でもわからない。
 「カッコイイですね」と褒められることが少なくない。だが、そんな言葉は、別に嬉しくない。他人に見せるために乗っているわけじゃないから。
 キーシリンダーから配線を外し、新たに自分でハンダづけをしたコードをつなぐ。買ってきたスイッチに繋ぐ。電流を流すと間を置くことなく全電装が目覚める。
 当たり前のことだけど、自分の手で直したことが嬉しいのだ。カッコ悪くてもいい。自分でできる範囲(ごくわずかだけど)は自分で修理できるクルマなのだ。良かったね。よかった、よかった。
 今回はアクセサリーとスタータは問題がなかったので前のまま残っていが、これらもいつ故障するかわからない。しかし、いつでも対応できる知識も得た。時間はかかったけれど満足感は残った。
 ただし、この故障箇所を突き止め、配線の種類を丁寧に教えてくれた陰のヒトがいる。彼の手助けとアドバイスがなければ、僕はサジを投げていたかもしれない。

2009年2月25日水曜日

思えば出世したものだ

 大学の研究室の同窓会などは功成り名遂げた人々が集い来るものだ。僕は、功成らず名遂げてないのだけど、コッソリとその人々に混じって、心ゆくまで楽しんだ。だって、会って顔を見た瞬間に何十年も時間が逆転して、「あの頃」の自分に戻ってしまう、あの感覚はたまらなく愉快なものだから。
 低気圧による吹雪で交通機関が乱れ、全国各地から集まって来る人々はみな、大変苦労してた。宴会の終わり頃、やっと間に合った人も少なくなかった。ついに参加を諦めた人も何人もいた。そんな中で、札幌駅に夜8時頃到着し、タクシーを飛ばして来た人がいた。タクシー代は軽く5桁に達しているだろう。さすが、功成った人は違う、と密かに舌を巻いた。
 だが、ちょっと待て。僕自身も、ずいぶん贅沢をした。旭川の娘の家に車を預けた。故障したから預からざるを得なかったのだ。すると、娘の相棒が旭川駅まで送ってくれた。何という贅沢。お陰で札幌行きの特急列車に余裕をもって間に合った。
 札幌からローカル列車に乗り換えて大学の最寄り駅まで行った。実はわが母校は酪農系の大学である。敷地の広さが自慢なのだが、最寄り駅から歩くと軽く20分はかかる。しかもまだ吹雪が荒れている。列車ダイヤが乱れて集合時間までもう10分も無かった。そこで僕は決断した。その駅からタクシーで行くことにしたのだ。学生のことには考えも着かない贅沢である。そのため、余裕を持って集合時間に間に合った。

 同窓会が終わって、旭川駅に帰り着いた。今度は娘が自分の車で迎えに来ていてくれた。しみじみ考えてみた。行く時もクルマで送られ、タクシーで大学へ行き、帰りも車での出迎えを受ける。自分は、何と出世したのだろう。ありがたいことである。
 彼女の家に着いてみると、娘の相棒が車の応急修理をしていてくれた。
 もー、ありがたすぎる。

アルクティカ号難航中

 車というものはキーで電気系統のスイッチを入れる、とういのは大部分の人にとっては常識だろう。
 だが、あれは鍵の形をしても所詮電気回路のスイッチなのだ。スイッチとは、回路をつないだり切り離したりする機能をもつ。その接点をポイントと呼んだりする。アルクティカ号は、そのポイントがすり減って電流がうまく流れなくなってしまった。旭川で応急修理をしてもらったのだが、羅臼に戻ってきて結局不調が再発した。
 開き直って全て別のスイッチに換えてしまえばいい、と思うのだが、取り付けられている場所が狭く、作業が難しい。昨日の不調に懲りて、今日、何とかしようと試みたのだが、材料不足で断念。配線むき出し、まるで中学生の下手くそな模型のような状態で走っている。

2009年2月23日月曜日

発掘記




  発掘前夜
 ストーブがおかしい。そう気づいたのは昨夜、帰宅してすぐのことだった。最初は、ストーブ自体のトラブルかと思った。点火ミスで燃焼室に灯油が溜まり過ぎることがよくあるのだ。だが、燃焼室に溜まった灯油を取り除いても改善されない。時々、中で爆発している。危険を感じて消火した。
 考えてみるとわがストーブはFF式というものだ。つまり、外気を取り入れて燃焼室に送り、排気も屋外に排出するという方式なのである。吹雪で雪に埋まった家の状態を考えてみれば、ストーブの吸排気口が雪に埋まっている可能性は高い。何しろ金曜日の午後から運転していなかったのだから。
 少し迷ったが部屋が冷え切っていたので、夜のうちに直そう、と思い立って外に出た。雪が、屋根の軒まである。スノーシューを履いた。午前1時を回っている。こんな真夜中にスノーシューを履いて屋根を歩き回ったら絶対に怪しまれる、などと考えたけど暖かい部屋で眠りたかった。懐中電灯の灯りを頼りに吸排気口を探した。だが、灯りに照らし出された吸排気口付近の状況を見て諦めた。分厚い雪と氷が覆い被さっている。おまけの足場も悪い。片手間にチョイチョイと掘り出すことは不可能だ。
 家に入ってベッドに潜り込んだ。寒かった。

  発掘当日
 夜の間は風が強かったが朝には静かになっていた。昨夜食べ残したおにぎりとパンで朝食を摂り、吸排気口の掘り出しに向かうことを決意した。(大袈裟だナ)軒先の雪山は屋根からの落雪も加わっていてかなり固く締まっているので動きが制限されるスノーシューを履かず、ツボ足でとりついた。
 吸排気口は、裏の家と我が家の隙間の狭い場所に取り付けられており、そこは、雪がもっとも分厚くなっている場所の一つだった。さほど高くないとは言え、地上から2メートル以上ある場所なので足場を固めながら慎重に近づいていく。まず、手前にある灯油タンクを掘り出す。タンク全体を掘り出すのは時間がかかりそうなので、とりあえずタンクの上面だけを露出させた。吸排気口はその先にあるはずだ。軒下の雪を慎重に取り除いていくとやがて黒いススの着いた雪が表れた。昨夜の「爆発」の跡だろう。
 実は、この部分、裏の家の玄関前になっていて足下の雪がえぐり取られて崖のようになっている。雪の上に腹ばいになり、慎重に身体を近づける。そして、とうとう手の届く距離に達した。吸気口、排気口に詰まった氷を取り除いて発掘作業は終わった。裏のお宅の玄関前に散らかした雪を片付けて、部屋に戻る。ストーブを点火すると、当たり前のように燃え始めた。 

帰ってみれば



  「害虫」の卒業生は、1期から34期まで400人以上いるという。そのうち5分の1以上の人が集まる予定だったが低気圧のために、やむなく出席を断念した人々が20名と少しいたようだった。
 それでも、10年ぶりに開かれた集まりは、盛況で、午前4時まで話に花を咲かせた。
 旭川においてアルクティカ号の電気系統にマイナートラブルが起き、札幌までは急遽鉄道を利用した旅になったけれども、それはそれで楽しむことができた。
 故障の応急修理をしてもらい、帰路に就いたのは午後3時半であった。順調に走り続け、羅臼には午後11時過ぎに到着。
 旅から帰った僕を迎えたのは写真のような玄関であった。。
 掘り出すのに30分。いやはや、である。