2009年4月30日木曜日

下地 勇さんのこと

  本日バイクによる通勤。
 本年初。

 羅臼高校でウグイス初鳴き
 別海では、27日(月)にオオジシギ初鳴き。

 南に勢力の強い高気圧があって暖かい一日だった。

 昨日、ラジオで下地勇(しもじ いさむ)さんという歌手の歌を聴いた。聴いたのは初めてだった。彼は宮古島の出身で全ての歌を宮古島の方言(宮古口=ミャァクフツ)で書き、歌っている。昨日、聴いたのは「マッチャのおばあ」という歌で、軽快なリズムでロシア民謡を思い出させるようなメロディだった。理屈抜きに僕の感覚に響いてきたが、意味は全くわからなかった。
 偶然なのだが今日、彼のアルバムのCDを貸してもらった。それによると「マッチャ」とは「商店」という意味で、大手スーパーが安売りの攻勢をかけてくる中で、昔からある小売店のおばあちゃんが頑張っているし、周りの者もそれを大切にいなけりゃな…というような意味だった。

 彼はさだ まさしの「関白宣言」をも宮古口にして歌っている。しかし、それは「直訳」ではなく、所々が実に沖縄風(と思われる)に味付けされている。

 彼のアルバムを聴いていると、全く異質なはずだがロシアのヴィソツキーの歌を思い出してしまう.良い出会いがまた一つ。
 トクした。

2009年4月29日水曜日

待ち伏せの楽しみ

 知床岬のエゾシカ密度調整事業というのが行われている。厳冬期から数回行われていたが、今までは仕事があって参加できなかったり、天候条件が悪くて中止になったりしていた。僕が参加したのは、今日が初めてである。
 岬は、知床連山から連なってくる鋭い岩包峰が中心部に屹立しており、それが尽きたところから台地が広がっていて草原となっている。
 シカたちは草原や海岸の崖の縁で草を食べ、危険が近づくと岩峰付近にある林に逃げ込む、という行動を繰り返しているらしい。
 僕たちは岩峰を回り込んで林の中に潜み、勢子の人たちに追い立てられて来るシカを狙うのである。

 傾斜はきつく足下は滑って安定しない。10メートル進むのに大汗をかくような状態だが天気は抜群で風も弱く、気持ちの良い一日だった。
 待ち伏せして、ジッとしているとゴジュウカラがさえずりながらどんどん近づいて来る。エゾリスも姿を見せてくれた。
 シカ猟の時は、じつは、こんな楽しみもあるのだ。

2009年4月28日火曜日

おごるなかれ

 明日、エゾシカ密度調整のため知床岬へ行く。

 一昨日の吹雪と低温で、知床峠にはあらたに50cm雪が積もったらしい。明日、連休の初日だが開通は、また繰り延べられた。
 連休前の開通を待ち望んでいた関係者には気の毒だが、自然が人間の都合に合わせてくれるわけもない。それを嘆く声を聞く度に、その愚かしさを密かに嗤ってしまう。とりわけ、知床峠はそもそもその必要性と環境への負荷について、十分に吟味されて建設されたのかどうか、いまだに強い疑問を感じているので、連休前の悪天候には快哉を叫んでしまう自分自身がいる。

2009年4月27日月曜日

吹雪の夜を走る時

  危険なことは三度あった。
 第一は対向車が突然進路を変え、わがアルクティカの方へ向かってきた。これは本当に驚いた。何も考えず、加速することで進路を空けてやり過ごした。偶然だった。
 第二は前を走っていた軽自動車が不意に右側の対向車線に飛び出して行った。そのドライバーはそのまま進路を戻して、元通り走り始めた。僕は速度を落として、その車が元の進路に戻るまで待つことができた。車間距離を十分にとっていなかったら追突していたかも知れない。
 第三は危険というべきではないかも知れない。すぐ後ろを走っていた軽自動車が、急に後ろ向きになって止まったのがルームミラーで見えた。

 昨日、友人を送って釧路まで行った。
 気軽に往復するつもりだったが、出発前、家の窓から外を見ると、牧草地を雪のカタマリが飛び回っているではないか。困難な運行を覚悟した。
 それでも路面の温度は気温より高いから、夏タイヤでの走行に問題はないだろう、と予想した。事実、我が家の前の国道は、シャーベット状の雪がやや多めにあるものの走行に問題はなかった。
 「まあ、50km/hくらいで走ればいつもよりちょっと時間がかかる程度だね」などと気楽に話し合っていた。
 ところが、内陸方向に20kmほど走った地点だった。赤信号でブレーキを踏んだ。僕としては丁寧にペダルを踏んだつもりだった。しかし、アルクティカのタイヤは急激グリップを失い、ほんの少しだけ斜めに滑って止まった。わずかなスリップだったが、僕は冷や汗が出た。そして、それまでの走行速度50km/hでは速すぎることを知った。
 釧路に近づくにつれ雪はどんどん激しくなった。路上の積雪も20cm近くありそうで、車高の低い車や軽い車は、みんな苦労している。路外に落ちたり、立ち往生している車があちこちに見られた。大袈裟に言えば「死屍累々」ということになるかな。
 この時点でその日の内に家に帰ることは諦め、ホテルを予約した。

 後でわかったことだが、この雪で死亡事故が一件起き、物損事故は通常の二倍の発生だったとのことだった。

2009年4月26日日曜日

シラカバシロップ




 一昨日から白樺の樹液を集めている。いままではそのまま飲んだりコーヒーを淹れたりしてして利用していた。そのまま飲んだ時、ほのかな甘みを感じていたし、採取してから室温である程度の時間放置しておくとアルコール発酵を起こすこともわかっていた。だから糖分が含まれているに違いない、と考えていた。
 そこで、今年は、鍋で樹液を煮詰めてみることにした。今日は、寒い。わずかだが雪も舞っている。ストーブに載せて、とろ火でゆっくりと煮る。やがて透明だった樹液は淡い飴色に変わり、とろみがついてくる。そして、あっさりとした清々しい甘みのシロップとなる。パンケーキなどに合うのではないだろうか。

2009年4月25日土曜日

蝦夷延胡索(エゾエンゴサク)開花




 春のこの時期にしか会えない花のひとつだ。  ありふれた花だけれど、春、真っ先に顔を見せてくれる。顔を近づけてよく見ると視野いっぱいに花弁の青さが広がって美しい。  柱頭や葯が道化師の顔にも見えてくる。  早春の青いピエロ

2009年4月24日金曜日

ヘンな国

オオジシギ 初鳴き(初ディスプレイ)

 人気タレントが飲酒の上での逸脱行為が異常なほど問題にされている。
 彼の記者会見を見ていて、なんだか彼のファンになった。昨日は総務大臣が彼のことを「最低の人間」と非難していた。彼が最低の人間なら、大学時代の僕の研究室は最低の人間の巣窟だったなあ。
 国際会議で、酩酊(のような)状態で記者会見しておきながら、「酒はほとんど飲んでいない」と言い張る外務副大臣と、自分の行為を認めて記者会見で真摯に謝罪するタレントと、どちらが「最低」なのだろう?
 この国は、おかしい。