2013年3月22日金曜日
コソコソと逃げ回る惨めな政府など要らない
今日から選抜高校野球が始まった。全国の人々は地元から出場した高校のチームに注目してニュースを見守ったことだろう。そして大相撲春場所では、横綱白鳳が優勝を決めるかも知れないという日でもあった。相撲ファンの関心は、中継に集中しているだろう。そして年度末の金曜日だ。職場の送別会などで夜の巷は賑わうだろう。アメリカ軍普天間基地の移転に関してこっそりと新たな動きに出るのにこれほど相応しい日はない。国民の目から隠れてコッソリと何かをするのには絶好だ。
というわけだなのだろう。今日、沖縄防衛局から沖縄県に対して辺野古の埋め立て許可申請が提出された。
辺野古新基地建設のために埋め立てられる海域の自然やその貴重さについて、ここではクドクドと書かない。沖縄県の全ての自治体がこの新基地に反対していることについてもあらためて触れなくて良いと思う。
とにかく書きたいのはその姑息さ、卑劣さ、情けなさ、卑怯さエテセトラだ。自民党という政党の本性で、安倍首相のどうやっても消しがたいキャラクターなのであろうが、こんな稚拙な目くらましに騙されている日本国民も悪い。幼稚過ぎる。お人好し過ぎる。愚かで単純とした思えない。
なるべく目立たないようにこっそりとしか出来ないのは、それだけ厳しい批判と反対があるからだろう。正当な批判にまともに答えられないからコソコソと動くことしか出来なかったのだろう。
米国の大統領と約束してきたからどうしてもそれを守らねばならなかったのだろう。
とにかく、沖縄県民の怒りと悲しみに耳を貸さず、願いを踏みにじり、国民の平和に暮らす権利を奪い、ジュゴンの住む海を埋め立て豊かな生物が暮らす森を焼き払ってもアメリカに尻尾を振り続けるこの政府を断じて許すことは出来ない。
2013年2月17日日曜日
ヤンバルからのメッセージを聞け・・・・・琉球新報社説より
今日の琉球新報の社説に以下のような文があった。
(以下「琉球新報」社説)
まるで巻き戻した映像を見せつけられたかのようだ。米海兵隊の第1海兵航空団が山口県の岩国基地から普天間基地へ移駐して37年が過ぎた。当時の県議会や県内政党は一斉に反発したが、お構いなしの移駐だった。今回の垂直離着陸輸送機MV22オスプレイの配備もまた、岩国からの飛来であり、問答無用でなされた。
昔も今も、沖縄の民意は露骨に無視されるという点で変わりはない。われわれも差別的取り扱いの現実を正面から見据え、理不尽をはね返す取り組みに腰を据えて取り組まなければなるまい。
それにしても、岩国からの移駐だったという事実が象徴的である。昨年2月、在沖米海兵隊の岩国基地への一部移駐を米国が検討していると報じられるや否や、玄葉光一郎外相(当時)はすぐさま岩国市長に「(一部移転を)お願いすることはないので安心してほしい」と述べた。
沖縄側が一致して普天間飛行場の県外・国外移設を求めても受け付けないが、米国が県外を検討し始めるといち早く火消しに回る。この歴然とした違いは何なのか。
まだある。昨年12月の総選挙直後、自民党の安倍晋三総裁は普天間飛行場について「名護市辺野古に移設する方向で地元の理解を得たい」と述べた。沖縄の当選者全員が県内移設反対を主張していたのに、である。
その記者会見が安倍氏の地元・山口県庁だったのが象徴的だ。岩国から航空団が移駐していなければ、今ごろ沖縄はこれほど苦しんでいない。過去に痛みを沖縄に押し付けておいて、痛みを取り除いてほしいという沖縄の望みは聞こうとしない。これを差別と呼ばなくて何と呼べばいいのだろう。
安倍首相は1日の参院本会議でオスプレイの沖縄配備について、「沖縄に対する差別とは考えていない」と答弁した。だが野村浩也・広島修道大教授が指摘する通り、差別の客観的証拠があるにもかかわらず、その自覚がないこと自体が、差別そのものなのである。
過去に岩国にあった事実一点をもってしても、海兵航空団、すなわちヘリ部隊、ヘリ基地を沖縄にしか置けないという論理は破綻(はたん)している。安倍首相も、沖縄への差別でないと主張するなら、普天間問題の解は県外・国外移設以外にない事実を直視すべきだ。(「琉球新報」社説ここまで)
そして、今日の夕方共同通信の配信によるとヤンバルの森を伐り開いてオスプレイのための離着陸帯建設予定地の希少植物を沖縄防衛局が移植して保全し(のポーズを見せ)ようとしたが、半数以上の植物が枯れたりして事実上失敗していたことが判明した。その中にはモクセイ科の絶滅危惧種も含まれている。
本来、他者の命を奪い最大の環境破壊を平然とすすめる軍隊に希少植物を守れる技術も知識も資格もあるはずが無い。
沖縄北部地域は、ヤンバルクイナがすむ生きものが豊かな森林地帯を蹂躙して4地区6カ所で森を切り開き、直径75メートルの円形の離着陸帯を建設する計画でいる。
これらの計画は直ちに中止し、オスプレイは沖縄を去らなければならない。
普天間基地の県内移転などもってのほかで、直ちに無条件で返還しなければならない。
これは沖縄の自然からのメッセージとして受け取るべきだ。
2012年8月16日木曜日
操縦ミスとは言うけれど
今年4月、モロッコで起きた米軍のオスプレイ墜落事故は、人為的なミスが原因だとする最終的な調査結果を訪米した日本側に伝えた。
事故機は離陸後、地上50メートルに上昇して方向転換した際に追い風を受けた。パイロットが可動式エンジンと回転翼を、制限を超えて水平方向に傾けたため、機体がバランスを崩し、前のめりになって墜落した。
(2012年8月16日 10時23分 中日新聞記事より)
こんなことは前から言われていたことであり、予想されたことだ。何ら新しい事実は出てこない。何のための「調査」なのだろう。時間とお金も無駄づかいだ。
日本側の訪米調査団の神風(じんぷう)英男防衛政務官は「米側は制限に違反する操縦が原因だと説明した。機体に異常があったとは言っていなかった」と述べている。
素人の考えだが、「機体に欠陥はない」と言っても、追い風で十分な速度が出ていない時にロータを水平に向けたら墜落するというのは、構造の本質に関わる欠陥ではないだろうか。
少なくとも無関係な人々が暮らしている住宅地や学校の上を飛ばしてよい機構ではないように思う。
100年前ならいざ知らず、現代でパイロットの操縦技術に頼って安全を維持するなどというシステムは危険すぎるだろう。
事故機は離陸後、地上50メートルに上昇して方向転換した際に追い風を受けた。パイロットが可動式エンジンと回転翼を、制限を超えて水平方向に傾けたため、機体がバランスを崩し、前のめりになって墜落した。
(2012年8月16日 10時23分 中日新聞記事より)
こんなことは前から言われていたことであり、予想されたことだ。何ら新しい事実は出てこない。何のための「調査」なのだろう。時間とお金も無駄づかいだ。
日本側の訪米調査団の神風(じんぷう)英男防衛政務官は「米側は制限に違反する操縦が原因だと説明した。機体に異常があったとは言っていなかった」と述べている。
素人の考えだが、「機体に欠陥はない」と言っても、追い風で十分な速度が出ていない時にロータを水平に向けたら墜落するというのは、構造の本質に関わる欠陥ではないだろうか。
少なくとも無関係な人々が暮らしている住宅地や学校の上を飛ばしてよい機構ではないように思う。
100年前ならいざ知らず、現代でパイロットの操縦技術に頼って安全を維持するなどというシステムは危険すぎるだろう。
操縦ミスとは言うけれど
今年4月、モロッコで起きた米軍のオスプレイ墜落事故は、人為的なミスが原因だとする最終的な調査結果を訪米した日本側に伝えた。
事故機は離陸後、地上50メートルに上昇して方向転換した際に追い風を受けた。パイロットが可動式エンジンと回転翼を、制限を超えて水平方向に傾けたため、機体がバランスを崩し、前のめりになって墜落した。
(2012年8月16日 10時23分 中日新聞記事より)
こんなことは前から言われていたことであり、予想されたことだ。何ら新しい事実は出てこない。何のための「調査」なのだろう。時間とお金も無駄づかいだ。
日本側の訪米調査団の神風(じんぷう)英男防衛政務官は「米側は制限に違反する操縦が原因だと説明した。機体に異常があったとは言っていなかった」と述べている。
素人の考えだが、「機体に欠陥はない」と言っても、追い風で十分な速度が出ていない時にロータを水平に向けたら墜落するというのは、構造の本質に関わる欠陥ではないだろうか。
少なくとも無関係な人々が暮らしている住宅地や学校の上を飛ばしてよい機構ではないように思う。
100年前ならいざ知らず、現代でパイロットの操縦技術に頼って安全を維持するなどというシステムは危険すぎるだろう。
事故機は離陸後、地上50メートルに上昇して方向転換した際に追い風を受けた。パイロットが可動式エンジンと回転翼を、制限を超えて水平方向に傾けたため、機体がバランスを崩し、前のめりになって墜落した。
(2012年8月16日 10時23分 中日新聞記事より)
こんなことは前から言われていたことであり、予想されたことだ。何ら新しい事実は出てこない。何のための「調査」なのだろう。時間とお金も無駄づかいだ。
日本側の訪米調査団の神風(じんぷう)英男防衛政務官は「米側は制限に違反する操縦が原因だと説明した。機体に異常があったとは言っていなかった」と述べている。
素人の考えだが、「機体に欠陥はない」と言っても、追い風で十分な速度が出ていない時にロータを水平に向けたら墜落するというのは、構造の本質に関わる欠陥ではないだろうか。
少なくとも無関係な人々が暮らしている住宅地や学校の上を飛ばしてよい機構ではないように思う。
100年前ならいざ知らず、現代でパイロットの操縦技術に頼って安全を維持するなどというシステムは危険すぎるだろう。
2012年5月13日日曜日
オスプレイの配備にミサゴは怒っているに違いない
北見市の近郊、津別町にチミケップ湖という湖がある。
土砂崩れで川がせき止められて出来た湖で、周囲は深い森林に覆われている静かな場所だ。
毎週のようにカヌーを持って湖へ行き、湖上を漕ぎまわっていた。
あるとき、いつものように湖を周回していた。ちょうど、いつも漕ぎ出すキャンプ場の向かい側にさしかかった時、空から一羽の大きな鳥が急降下してきてカヌーの右舷側十メートルほど離れた場所にダイビングし、大きな魚をつかんで飛び去った。一瞬、何が起こったのか理解出来ず、呆然と見ていた。たぶん口を大きく開けていたかも知れない。
ミサゴだった。
ミサゴは主として魚を食べるタカで、海岸の高い崖などに生息していることが多い。チミケップには、大きな鯉がたくさんいるようだし、湖の岸に高い樹木も多いから、ミサゴにとっては暮らしやすい場所なのかも知れない。
それ以来、時々ミサゴと出会うようになったし、間近でダイビングを見せてくることも何度かあった。その場所を勝手に「ミサゴ湾」と名付け、カヌー仲間の友人たちもそう呼ぶようになった。
だからミサゴは、準絶滅危惧種に指定されているが、親しみを感じる鳥の一つだ。
英名ospray(オスプレイ)という。
あろうことか米軍は、この名前をV22という垂直離着陸機の愛称に使っている。戦争のための道具に、「ミサゴ」の名前を使われることにまず腹が立つ。
そして、このV22は開発段階で重大な事故を繰り返した「問題の飛行機」でもある。主翼全体を上に向けてほぼ垂直に離着陸する独自の構造を持つなど、一般的な飛行機には見られない構造が事故を結びついたと言われている。
もう一つの問題は騒音である。
垂直に近い角度で離陸する場合、機体の浮上は揚力によらずエンジンとプロペラに依存する割合が大きい。当然、騒音は大きなものになる。
「オスプレイ」はヘリコプターのような大きなプロペラを備えているから、騒音も大きいのだと思われる。
海兵隊向けにMV22という形式が量産されているが、これが沖縄の海兵隊に配備されることになるらしい。
「世界一危険」と言われている普天間に「世界一危険」な飛行機が配備される。
「沖縄県民の痛みを少しでも分かち合う『きづな』は、いったいどこへ行ったのだろう」
口を突いて出る言葉と、実際にやっていることが、これほど違う政治が、なぜ許される?
チミケップのミサゴが口をきいたら、
「こちらの『オスプレイ』を先に絶滅させろ」と言うに違いない。
土砂崩れで川がせき止められて出来た湖で、周囲は深い森林に覆われている静かな場所だ。
毎週のようにカヌーを持って湖へ行き、湖上を漕ぎまわっていた。
あるとき、いつものように湖を周回していた。ちょうど、いつも漕ぎ出すキャンプ場の向かい側にさしかかった時、空から一羽の大きな鳥が急降下してきてカヌーの右舷側十メートルほど離れた場所にダイビングし、大きな魚をつかんで飛び去った。一瞬、何が起こったのか理解出来ず、呆然と見ていた。たぶん口を大きく開けていたかも知れない。
ミサゴだった。
ミサゴは主として魚を食べるタカで、海岸の高い崖などに生息していることが多い。チミケップには、大きな鯉がたくさんいるようだし、湖の岸に高い樹木も多いから、ミサゴにとっては暮らしやすい場所なのかも知れない。
それ以来、時々ミサゴと出会うようになったし、間近でダイビングを見せてくることも何度かあった。その場所を勝手に「ミサゴ湾」と名付け、カヌー仲間の友人たちもそう呼ぶようになった。
だからミサゴは、準絶滅危惧種に指定されているが、親しみを感じる鳥の一つだ。
英名ospray(オスプレイ)という。
あろうことか米軍は、この名前をV22という垂直離着陸機の愛称に使っている。戦争のための道具に、「ミサゴ」の名前を使われることにまず腹が立つ。
そして、このV22は開発段階で重大な事故を繰り返した「問題の飛行機」でもある。主翼全体を上に向けてほぼ垂直に離着陸する独自の構造を持つなど、一般的な飛行機には見られない構造が事故を結びついたと言われている。
もう一つの問題は騒音である。
垂直に近い角度で離陸する場合、機体の浮上は揚力によらずエンジンとプロペラに依存する割合が大きい。当然、騒音は大きなものになる。
「オスプレイ」はヘリコプターのような大きなプロペラを備えているから、騒音も大きいのだと思われる。
海兵隊向けにMV22という形式が量産されているが、これが沖縄の海兵隊に配備されることになるらしい。
「世界一危険」と言われている普天間に「世界一危険」な飛行機が配備される。
「沖縄県民の痛みを少しでも分かち合う『きづな』は、いったいどこへ行ったのだろう」
口を突いて出る言葉と、実際にやっていることが、これほど違う政治が、なぜ許される?
チミケップのミサゴが口をきいたら、
「こちらの『オスプレイ』を先に絶滅させろ」と言うに違いない。
2012年3月11日日曜日
風車のアセスメントから辺野古を思う
風力発電事業者と根室半島の海岸で計画されている発電用風車の環境アセスメントについて話し合いをもった。
この業者は、良心的で、今のところ予備調査の段階で、風車の建設によってワシ類の飛行への影響が避けられないようであれば、計画の中止もありうる、と言っている。(「今のところ」ではあるが)
担当者は、計画地域周辺のワシ類の生息状況をどのように調査するか、その調査方法を決めることに苦労していた。たとえば、営巣地点を確認するためには、航空機を利用し、空から調査するのがもっとも望ましいが、ワシが抱卵を始める春先に航空機を飛ばせば、調査そのものによって繁殖行動に悪影響を与えてしまう。しかし、工事の日程は、それらの事情とは無関係に決められている。調査しなければ、ワシへの影響がわからないまま風車が建設される。こんなジレンマを抱えている。
環境アセスメントとは、往々にしてこのようなものだ。
形式的に法律上の手続きを踏むだけ、といった態度で環境影響評価をやり過ごすなら、それは、ほとんど意味のない、実態に基づかないものになってしまうだろう。
そして、おそらく、そのようなインチキくさいアセスメントがまかり通っているのが、現在の日本の状況なのだろう。
米軍の新基地を造るために行われた辺野古のアセスメントのことが頭をよぎった。すでに多くの不備や誤謬が指摘されているが、おそらく、建設推進という結論が先にある、いい加減なアセスメントであったに違いない。
「風車を建てることをごり押しすれば、アセスメントなどは、余計な作業だ」良心的なこの担当者でさえ、表情にそのような気持ちがにじみ出ていたように感じた。
この業者は、良心的で、今のところ予備調査の段階で、風車の建設によってワシ類の飛行への影響が避けられないようであれば、計画の中止もありうる、と言っている。(「今のところ」ではあるが)
担当者は、計画地域周辺のワシ類の生息状況をどのように調査するか、その調査方法を決めることに苦労していた。たとえば、営巣地点を確認するためには、航空機を利用し、空から調査するのがもっとも望ましいが、ワシが抱卵を始める春先に航空機を飛ばせば、調査そのものによって繁殖行動に悪影響を与えてしまう。しかし、工事の日程は、それらの事情とは無関係に決められている。調査しなければ、ワシへの影響がわからないまま風車が建設される。こんなジレンマを抱えている。
環境アセスメントとは、往々にしてこのようなものだ。
形式的に法律上の手続きを踏むだけ、といった態度で環境影響評価をやり過ごすなら、それは、ほとんど意味のない、実態に基づかないものになってしまうだろう。
そして、おそらく、そのようなインチキくさいアセスメントがまかり通っているのが、現在の日本の状況なのだろう。
米軍の新基地を造るために行われた辺野古のアセスメントのことが頭をよぎった。すでに多くの不備や誤謬が指摘されているが、おそらく、建設推進という結論が先にある、いい加減なアセスメントであったに違いない。
「風車を建てることをごり押しすれば、アセスメントなどは、余計な作業だ」良心的なこの担当者でさえ、表情にそのような気持ちがにじみ出ていたように感じた。
2012年2月27日月曜日
「理解」すべきは野田さん!アンタだ
今日、一斉に野田総理大臣の沖縄への訪問がニュースになっていた。
たとえば、時事通信の記事の冒頭。
野田佳彦首相は26日、就任後初めて沖縄県を訪問し、同県糸満市の平和祈念公園や「ひめゆりの塔」など戦跡を視察した。首相は那覇市内のホテルで記者団に対し、仲井真弘多(ひろかず)知事との27日午前の会談では、米軍普天間飛行場(宜野湾市)の「県外移設」を撤回したことなどを陳謝するとともに、同飛行場の名護市辺野古への移設に理解を求める考えを示した。(ここまで引用)
どの報道も同様の内容だが、どうしても納得できないことがある。
それは、何度も出てくる「理解を求める」とか「粘り強く理解をお願いしていく」と言う言葉だ。
「理解する」とは、「物事の道理や筋道が正しくわかること。意味・内容をのみこむこと。他人の気持ちや立場を察すること。」と辞書にある。
日米両軍の激しい地上戦に巻き込まれた末に、27年間アメリカの統治下におかれ、その後40年経っても米軍基地や演習場がひしめき、アメリカ軍駐留に起因する事件や事故が絶えない沖縄。
もっと遡れば、ヤマトと清国との二重支配を受け、薩摩藩による異国化政策とその影響による琉球差別など辛い経験をしてきた沖縄の人々の苦しみを理解すべきは野田さん!あなたの方だろう。
あなたが「理解してくれ」と言うのは、おかしい。断じて間違っている。
もちろん野田総理大臣は、知っている。
「理解を求める」のではなく、本当は「強制的に辺野古に基地を作っちゃうから、黙って従えよ」と言っているんだということを。
それが日本の政財界の意志だ。
だから、前防衛局長の田中某の『不適切発言』などが飛び出すのだ。あれは、『不適切』じゃない。『正直発言』『ホンネ発言』である。
だから、夜明けにコッソリと環境影響評価書の一部を守衛室に持ち込んで、『提出』したことにできるのだ。「この連中には、この程度のやり方でアリバイが作られればいい」と考えているに違いない。
野田首相は、最初から沖縄の人々の怒りや苦しみを「理解」するつもりなどない。もちろん新基地建設を「理解」させるつもりもない。
もし、沖縄の人々の気持ちをちょっとでもわかろうとするなら、ヘリコプターによる上空からの視察で済ますなどという無礼千万な行動をとるはずはないだろう。
「理解する」は、英語で「understand」だ。
相手よりも下(under)に立って(stand)、相手の「気持ちや立場を察する」ことが理解なのだと思う。
胸くその悪い出来事だった。
たとえば、時事通信の記事の冒頭。
野田佳彦首相は26日、就任後初めて沖縄県を訪問し、同県糸満市の平和祈念公園や「ひめゆりの塔」など戦跡を視察した。首相は那覇市内のホテルで記者団に対し、仲井真弘多(ひろかず)知事との27日午前の会談では、米軍普天間飛行場(宜野湾市)の「県外移設」を撤回したことなどを陳謝するとともに、同飛行場の名護市辺野古への移設に理解を求める考えを示した。(ここまで引用)
どの報道も同様の内容だが、どうしても納得できないことがある。
それは、何度も出てくる「理解を求める」とか「粘り強く理解をお願いしていく」と言う言葉だ。
「理解する」とは、「物事の道理や筋道が正しくわかること。意味・内容をのみこむこと。他人の気持ちや立場を察すること。」と辞書にある。
日米両軍の激しい地上戦に巻き込まれた末に、27年間アメリカの統治下におかれ、その後40年経っても米軍基地や演習場がひしめき、アメリカ軍駐留に起因する事件や事故が絶えない沖縄。
もっと遡れば、ヤマトと清国との二重支配を受け、薩摩藩による異国化政策とその影響による琉球差別など辛い経験をしてきた沖縄の人々の苦しみを理解すべきは野田さん!あなたの方だろう。
あなたが「理解してくれ」と言うのは、おかしい。断じて間違っている。
もちろん野田総理大臣は、知っている。
「理解を求める」のではなく、本当は「強制的に辺野古に基地を作っちゃうから、黙って従えよ」と言っているんだということを。
それが日本の政財界の意志だ。
だから、前防衛局長の田中某の『不適切発言』などが飛び出すのだ。あれは、『不適切』じゃない。『正直発言』『ホンネ発言』である。
だから、夜明けにコッソリと環境影響評価書の一部を守衛室に持ち込んで、『提出』したことにできるのだ。「この連中には、この程度のやり方でアリバイが作られればいい」と考えているに違いない。
野田首相は、最初から沖縄の人々の怒りや苦しみを「理解」するつもりなどない。もちろん新基地建設を「理解」させるつもりもない。
もし、沖縄の人々の気持ちをちょっとでもわかろうとするなら、ヘリコプターによる上空からの視察で済ますなどという無礼千万な行動をとるはずはないだろう。
「理解する」は、英語で「understand」だ。
相手よりも下(under)に立って(stand)、相手の「気持ちや立場を察する」ことが理解なのだと思う。
胸くその悪い出来事だった。
2011年12月29日木曜日
いま、沖縄で起こっていること
米海兵隊普天間基地の辺野古への移転を画策する防衛省沖縄防衛局は、28日午前4時、沖縄県庁の守衛室に段ボール箱十数箱に入れた、環境影響評価書を、守衛室にコッソリと持ち込んだ。ところが、監視中の県民に見つかり、全部を運び込むことができず。逃げ去った。
沖縄を蹂躙しようという者のこれが正体である。
国が、自治体に対してすることだろうか。
「法治国家だ」「文明国だ」と胸を張って言う者のすることだろうか。
こんな「提出」(された、とは言い難いが)のされ方で、貴重な生物が生息する美しいサンゴの海に滑走路や基地を作られてはたまならない。環境影響評価書の内容そのものが全く信憑性を持たないことは明白だ。
もうひとつ驚くべきことがある。このニュースは本土では詳しく報じられていないのだ。 「評価書を早朝に提出した」と報じられただけだ。
自分たちの選んだ政府が、嬉々としてアメリカ政府の提灯持ちを演じ、国民に対してどれほど卑劣で、破廉恥で、姑息なことをしているか、沖縄県民以外の国民には全く知らされていないのである。
僕は、不愉快だったので28日は、全くTVを見なかったから自分では確認していないが、昨日の午後7時のNHKニュースのトップは、北朝鮮の葬儀の模様だったらしい。
それ以上に重要で、国民が考えるべきことが、この辺野古新基地の問題ではないのか。
そして、今日の同じ時刻のニュースでは、一言も触れられていなかった。
テレビとか大手新聞が、必ずしも重要な真実や物事のディテールを報じないことは、福島原発事故に関する報道で皆わかりかけていることだと思うが、今回の事件で、それがいよいよ明らかになってきた。
沖縄の基地問題は深刻だ。直ちに無条件に撤去すべきだと思う。さらに、辺野古には、ジュゴンの生息地など壊してはならない自然がある。
心ある沖縄県民は、思想信条や立場、所属団体の有無や種類を越えて反対している。その意志がいかに固いか。
われわれ沖縄県外の人間は、それにどう応えるべきか。
強い問いかけが、今、沖縄から発せられている。
沖縄を蹂躙しようという者のこれが正体である。
国が、自治体に対してすることだろうか。
「法治国家だ」「文明国だ」と胸を張って言う者のすることだろうか。
こんな「提出」(された、とは言い難いが)のされ方で、貴重な生物が生息する美しいサンゴの海に滑走路や基地を作られてはたまならない。環境影響評価書の内容そのものが全く信憑性を持たないことは明白だ。
もうひとつ驚くべきことがある。このニュースは本土では詳しく報じられていないのだ。 「評価書を早朝に提出した」と報じられただけだ。
自分たちの選んだ政府が、嬉々としてアメリカ政府の提灯持ちを演じ、国民に対してどれほど卑劣で、破廉恥で、姑息なことをしているか、沖縄県民以外の国民には全く知らされていないのである。
僕は、不愉快だったので28日は、全くTVを見なかったから自分では確認していないが、昨日の午後7時のNHKニュースのトップは、北朝鮮の葬儀の模様だったらしい。
それ以上に重要で、国民が考えるべきことが、この辺野古新基地の問題ではないのか。
そして、今日の同じ時刻のニュースでは、一言も触れられていなかった。
テレビとか大手新聞が、必ずしも重要な真実や物事のディテールを報じないことは、福島原発事故に関する報道で皆わかりかけていることだと思うが、今回の事件で、それがいよいよ明らかになってきた。
沖縄の基地問題は深刻だ。直ちに無条件に撤去すべきだと思う。さらに、辺野古には、ジュゴンの生息地など壊してはならない自然がある。
心ある沖縄県民は、思想信条や立場、所属団体の有無や種類を越えて反対している。その意志がいかに固いか。
われわれ沖縄県外の人間は、それにどう応えるべきか。
強い問いかけが、今、沖縄から発せられている。
2011年3月8日火曜日
希代の正直者ケビン・メアはゴーヤが畑で作られるということを知らないようだ
朝日新聞の記事
【ワシントン=伊藤宏】米国務省のケビン・メア日本部長(前在沖縄米総領事)が昨年12月、米国の大学生を相手にした説明会の中で、沖縄県民を「ごまかし、ゆすりの名人」と述べるなど、差別的とも取れる発言をしていたことがわかった。沖縄県議会は抗議決議をする方針で、同県内で反発が広がっている。
説明会は昨年12月3日、首都ワシントンのアメリカン大学の学生を対象に行われた。メア氏は、沖縄に研修旅行に訪れる十数人に対し、「米軍基地が沖縄に与える影響」と題して話したという。一部の学生が、その内容を発言録として記録していた。参加した学生は「オフレコ(会話の内容を外部に漏らさないこと)の会合かは決められていなかった」と話している。
この発言録によると、メア氏は「日本は和の文化であり、合意形成は日本文化にとって大切だ」と説明した上で、「合意形成を装いながら、できるだけ多くの金を取ろうとする。沖縄の人々は、東京に対する、ごまかし、ゆすりの名人だ」と述べたという。
メア氏は、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の危険性について「沖縄の人々は普天間が世界で最も危険な基地だと主張するけれども、彼らはそれが真実でないことを知っている」としたうえで、「福岡空港や大阪の伊丹空港も同様に危険だ」と述べたという。
また、メア氏は、日本の政治家は「常に建前と本音を使い分ける」としたうえで、「沖縄の政治家は東京での交渉で合意しても、沖縄に帰ると合意していないという」と語ったとされる。説明会では、「沖縄の人々より、他県の人の方が、より多くゴーヤーを生産する。沖縄の人々は、怠惰でゴーヤーも育てられない」との発言もあったという。
沖縄のゴーヤの収量が少ないのは米軍基地のために耕作面積が制限されているからじゃないのか?
すでにニュースを賑わしていているが、僕はこのニュースを昨日の朝日新聞の記事で知り、どうして問題にならないのかと思っていた。沖縄の新聞はいち早く取り上げていたようだけれど。
それにしても、開いた口がふさがらないとは、このことだ。
このような認識の人物が国家の重要な役職にいる国がマトモだなんてとても思えない。
こんな国に隷属しているから、日本の政治家もだんだん似てくるのだろう。
口では「厳しく抗議する」などと言っているけど、よく見れば同じ穴のムジナなのだ。 なぜなら、琉球を、アイヌ民族を、北海道の専従少数民族を、被差別部落を、朝鮮民族や中国人を聞くに堪えないほど悪し様に差別してきた事実があるのだから。
ケビン・メアの方がはるかに正直者で、差別の歴史を隠蔽しようとしている者の方がはるかに正直者ということになる。
【ワシントン=伊藤宏】米国務省のケビン・メア日本部長(前在沖縄米総領事)が昨年12月、米国の大学生を相手にした説明会の中で、沖縄県民を「ごまかし、ゆすりの名人」と述べるなど、差別的とも取れる発言をしていたことがわかった。沖縄県議会は抗議決議をする方針で、同県内で反発が広がっている。
説明会は昨年12月3日、首都ワシントンのアメリカン大学の学生を対象に行われた。メア氏は、沖縄に研修旅行に訪れる十数人に対し、「米軍基地が沖縄に与える影響」と題して話したという。一部の学生が、その内容を発言録として記録していた。参加した学生は「オフレコ(会話の内容を外部に漏らさないこと)の会合かは決められていなかった」と話している。
この発言録によると、メア氏は「日本は和の文化であり、合意形成は日本文化にとって大切だ」と説明した上で、「合意形成を装いながら、できるだけ多くの金を取ろうとする。沖縄の人々は、東京に対する、ごまかし、ゆすりの名人だ」と述べたという。
メア氏は、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の危険性について「沖縄の人々は普天間が世界で最も危険な基地だと主張するけれども、彼らはそれが真実でないことを知っている」としたうえで、「福岡空港や大阪の伊丹空港も同様に危険だ」と述べたという。
また、メア氏は、日本の政治家は「常に建前と本音を使い分ける」としたうえで、「沖縄の政治家は東京での交渉で合意しても、沖縄に帰ると合意していないという」と語ったとされる。説明会では、「沖縄の人々より、他県の人の方が、より多くゴーヤーを生産する。沖縄の人々は、怠惰でゴーヤーも育てられない」との発言もあったという。
沖縄のゴーヤの収量が少ないのは米軍基地のために耕作面積が制限されているからじゃないのか?
すでにニュースを賑わしていているが、僕はこのニュースを昨日の朝日新聞の記事で知り、どうして問題にならないのかと思っていた。沖縄の新聞はいち早く取り上げていたようだけれど。
それにしても、開いた口がふさがらないとは、このことだ。
このような認識の人物が国家の重要な役職にいる国がマトモだなんてとても思えない。
こんな国に隷属しているから、日本の政治家もだんだん似てくるのだろう。
口では「厳しく抗議する」などと言っているけど、よく見れば同じ穴のムジナなのだ。 なぜなら、琉球を、アイヌ民族を、北海道の専従少数民族を、被差別部落を、朝鮮民族や中国人を聞くに堪えないほど悪し様に差別してきた事実があるのだから。
ケビン・メアの方がはるかに正直者で、差別の歴史を隠蔽しようとしている者の方がはるかに正直者ということになる。
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