2012年10月13日土曜日
反「反科学」論 ②
昨日の小ブログに「反『科学』論」と題して書いたが、内容は授業の実践記録になってしまった。
寝る前の、疲労困憊した頭で書き始めたので、自分の言いたいことが自分でもわからなくなったような文だった。(いつもお粗末だが)
要するに、統計の解釈によって、受け取る側の印象を狙い通り操作できるということを知っている高校生がいるという事実を伝えたかったのだ。
その上で、彼が、どうやってそのことを知り得たのかに興味を感じた。
ひょっとしたら昨年の原発事故以来発表される胡散臭い数値や「科学的」とされる資料に対して、疑心暗鬼になっている大人社会の気分が感受性豊かな若者にも反映しているのではないか、と考えた。
もう一点、かなり以前から「理科離れ」が心配され非合理主義にはしる若者の増加が指摘されていたが、昨年の原発事故以来、その質が変化しているように思うということも伝えたかった。
どう変化しているのかというと、先に述べたように統計の数値や測定値そのものへの不信感が増したように感じるのだ。
その背景には、「数値は、操作出来るのではないか」という不信感の広がりあると思う。
いずれにしても、人類にとって幸福なことではないような気がする。
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