2013年1月20日日曜日
流氷への旅 その2
今年の流氷に会ってきた。
網走沖で観光船の今シーズン第一便に乗ることができた。
南西の風で起きの方へ吹き戻された流氷群は、その前衛とも言える氷泥と蓮の葉氷が帯状に展開しているだけで、「本隊」の分厚くボリュームのある本格的な流氷には会えなかった。
しかし、台湾や本州から来た観光客はそれらの氷で十分満足している様子だった。
考えようによっては、板状の氷が海水面に漂っている様子は、流氷を見たことのない人々が抱くイメージによく一致していて、受け入れられやすいのかも知れない。
視界のことごとくが一面に氷で覆われ、まるで陸地の平原のように見える景色は退屈な物に見えなくもない。
今日は、はるばる流れ着いた流氷たちを間近で出迎えることができたことを感謝したいという気持ちで船を降りた。
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