2013年4月5日金曜日
札幌へ向かいながら
札幌へ向かいながら
久々にクルマで札幌に来た。
高速道路の虚しいスピード競争に辟易しながら。
どうして、あれほどムキになってすっ飛ばすのだろう。到着時間はそれほど違わないというのに。
そこで、ハッと気づいた。
「高速道路」は、一種の一次元空間だ。「前」と「後ろ」の直線しかない。否応なくそのような環境に追い込まれて走っているわけだ。そこには「先」と「後」という「勝ち」か「負け」しかない。
そんな環境で、ニンゲンという動物は、反射的に他者より先に、という気持ちになるのかも知れない。
なんと貧困な精神だろう。そして、それ以上にそのような環境に追い込む構造とは。
どこか今の世界に似ている。
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