出勤2日目。
ほぼ、通常通りの勤務ができた。
「薄紙を剥ぐように回復する」と表現されるが、今、まさにそのように回復しつつある。
いつまで経っても、何年経っても、さっぱり治ることのないのがこの国の体質だ。
関西電力の大飯原子力発電所3号機で、発電機冷却水の水位低下を知らせる警報が鳴ったと発表したが、それは警報吹鳴の半日後のことだった。
20日、記者会見した経済産業省原子力安全・保安院は公表の遅れを謝罪したというが、それで済むと考えているのか。
福島で大事故が起こり、「安全神話」が崩壊するとともに、原子力行政や研究者、電力会社への不信感が極大に達しているこの時に、またも事実の隠蔽(と受け取られてもしかたがない)体質が露呈した。
どのように考えても、この今、この時に原発のトラブルをすぐに発表しないという態度は、誠実さに欠けているし、住民の安全など眼中に無いことを示しているだろう。言葉は主観であり、行動こそ客観なのだから。
福井県や大飯町は、このことをどう受け止めているか、見解を明らかにすべきだ。
「遺憾である」などという、通り一遍の「見解」だけでは済まない。住民の安全に責任を持たなければならない立場なのだから。
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