2012年6月27日水曜日
未来のための教育のはじまり
もう40年以上前、僕も高校生だった。
「政治・経済」という科目があった。その中で「政党」について学んだ覚えがある。
政党とは、共通の政治的目的を持つ者によって組織される団体で、私利私欲に基づく烏合の衆(徒党)ではない、と教えられた気がする。
昨日の国会で、民主党の提案に対して、衆議院議員の4分の1が棄権・欠席・反対だったと知って驚いた。
いったいどういうつもりだろう?「私利私欲に基づく烏合の衆」であれば、全員がバラバラに勝手な態度をとっても構わないと思うが、民主党は日本の政治に責任を持たなければならない与党のはずだ。
分裂しようと分解しようと知ったことではないが、この党の党員が福島の事故の後始末をし、今後の日本のエネルギー政策を決め、沖縄の米軍基地をどうするかを考え・・と、あらゆる事柄を決めることになる。
とんでもない話ではないか。
まあ、こんなことはわかりきっていた。彼らはどう間違っても国民の味方ではない。一部の財界やある種の利益共同体の利害だけを代表している。
日本の政治は三流だと言われて久しいから、このような事態が生じても誰もあまり驚くに値しないのかも知れない。
だが、この国で生活している以上、この人たちに生命財産をゆだねているわけで、片時も安心して暮らせない状況は、これからも続く事になるのだろう。
この事態を変えるにはどうすべきか。
迂遠な道かも知れないが、やはり教育の力を待つしか無いかも知れない。それも無人の広野をゆくように簡単にはいかない。行く手を妨害しようとする勢力と壮絶な闘いを続けていかなければならない。
それが、改革の王道なのだと思う。
今日、羅臼町の高校から幼稚園までの全学校にユネスコスクールの登録認定証が交付された。
平和な世界を目指す教育が、ほんの少しだけ前進する。
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