木曜日、羅臼高校の授業で羅臼町内の熊越えの滝まで行ったことは、既に書いた。
実は、そこに書かなかったことがあった。
その時、崖を登ったのだった。
熊越えの滝は、滝壺から流れ出る川の岸から眺めるのが一番近い。それと、もう一つ右岸側の小高い丘の上にも木の間越しに滝の全貌を見ることのできる展望所がある。
かつては、滝壺からその丘まで登る道があった。しかし、何年か前に古い大木が倒れてその道をふさいでしまった。
丘の上の展望所に行くには、来た道を戻って大迂回するか、今はふさがっている道を避けて崖を直登するしかない。10メートル少々の高さでササに覆われている斜面であるから、直登と言ってもさほどのことはない。今までも何度かそこを登っていた。
そこで、あまり迷わずに崖に取りついた。
普通、急斜面を登る時は、梯子を登る要領で、手と足の四点のうち常に3点で身体を確保しながら登る。
今回は、左の鎖骨を庇って、左手を全く使わないようにして登った。右手と両足のうちの2点で身体を支える「2点確保」である。
まずまず、無事に登り終えた。
意気揚々と帰って来たが、異変は翌朝起こった。
出勤しようとしてクルマのドアを開け、左足を運転席の床に置いた途端、左脇腹に激痛が走った。あまりの痛みで動くことができない。
ほぼ十分間、そのまま痛みに耐え、なんとか誤魔化して出勤したが、その痛みは、時々、波状に襲ってきた。
折れて治りかけていた肋骨がまた悪化したか、などと心配になった。しかし、今日になって、わかった。その痛みは筋肉痛であるらしい。左の肩を庇い、不自然な姿勢で急勾配を登ったことが原因であるらしい。
今日、鍼を打ってもらい楽になった。
完全な回復まで、まだ道は遠いのかも知れない。
あ~あ
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