気圧の谷が北海道の上を通過し、未明から雨。時々、雨脚が強まる。
「ふるさと少年探検隊」のスタッフとして参加していた同僚の犬2頭を羅臼まで送る、という口実で「ハモ丼を食べ、温泉に入ってくるツアー」を敢行した。
ハモ丼というは、羅臼町の「たべ処・いわみ」という食堂のメニューで、一部の知床通の間では有名だ。正式に「知床はも丼」と言う。店のHPによると「脂ののった知床ハモ(クロハモ)を遠火でじっくりパリッと皮まで。焼きたてにタレをかけてお召しいただきます。」とある。
まったくこの通り。偽り無し。
毎日のお昼に頂くという価格ではないが、わが家では、年に数回「何かお祝い事があった時」つまりはハレの食物として、美味しく頂いている。
今日は・・・・今日は、シカとの交通事故以後、初めて温泉に入る日の祝い、ということで「知床はも丼」にあいなった。
その後、羅臼第一ホテルの温泉に入ってきた。
あまり知られていないが、羅臼の温泉は源泉掛け流しだ。泉温が高く、湯量が多い割には、規模の大きなホテルが無いので、圧倒的な供給過多なのだ。だから濾過して循環させたりする必要がない。
肩の凝らない本(安い文庫本がよい)をビニール袋に入れて浴室に持ち込み、露天風呂に腰まで浸かってゆっくり読む。本の世界に没入でき、ココロから人生の幸福を感じるひとときだ。
僕は、腰痛持ちだったが、羅臼高校に転勤し、毎日温泉に通うようになり、一度も腰痛が出なかった。
今回の事故で鎖骨・肋骨の骨折の他に左足の関節や筋肉をかなり傷めていた。早く温泉で療養したいと考えていたが、鎖骨の治療のためにイヌのハーネスのようなベルトを着けていたので、思うように入浴できないでいた。
そんな理由で、実に二ヶ月ぶりの温泉となった。
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