折れて離れた骨と骨の間に
白いぼんやりした霧のようなものが写っていた
6月6日に折れた僕の鎖骨
少しずつだが、確実に修復が始められている
60年以上も生きながらえてなお
体細胞分裂を行い
新しい組織を作ろうとしている
自分の細胞を
今日、たまらなく愛しく感じた
生きている人の身体では、
老若男女、貴賎貧富の別なく
このような生命の営みが続いていることだろう
生きるとは
なんと奇跡的なことであろう
生命への
感動を畏敬を持つことを忘れ去っている
政治家や官僚、大企業経営者は
今一度このことを思い返すべきだ
まあ、「もう手遅れ」という人々が続出することになることは間違いないだろうが。
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