2012年9月2日日曜日
どうしたら良いのだろう? クマの問題
あちこちでクマの目撃が続いている。
羅臼町内でも目撃や駆除の件数が異常に多くなっている。
羅臼町から知床岬まで徒歩で踏破する「羅臼町ふるさと少年探検隊」も一日平均数頭のクマと遭遇したという。例年だと全行程を通して1~2頭を見る程度だったのだが。
羅臼町の反対側のウトロ地区も同じ状態である。
観光スポットの知床五湖では、今シーズンになって地上見学コースが閉鎖されなかった日は、一日としてなかったと聞いた。
知床だけではない。
札幌市南区では市街地を徘徊する個体も現れているという。
誰しもが「なぜこれほど多くのクマが?」と疑問に思うことだろう。だが、野生動物の増減や行動について、簡単には解釈できない。
幸いにもまだ人身事故は一件も起きていない。
これは、対応の素早さとヒグマ自身の性格によるものだろう。
野生生態系の象徴であるクマとヒトの共生が、無理なく実現できれば一番良いのだが。
ヒグマに関する正しい知識と万が一の場合の対処法を学ぶ羅臼町の「クマ学習」は、今後ますます重要性を増し、全道で共有されることになるようだ。
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