2012年9月24日月曜日
旅の記 その13
9月23日(日) ウィーン滞在
今回の旅の目的地はポーランドだったのだが、ヨーロッパへの出入り口はウィーンになっていた。
ヨーロッパを代表する都市は、いくつもあるだろうがウィーンも間違いなくその一つに名を連ねるだろう。
町の規模も歴史も知名度も今回の旅の中では最大と言える。
13日にウィーンに着き、そのまま夜行列車でポーランドへ移動した。昨日の午後も町の中を歩いたが、じっくりと歩き回るのは、事実上今日が初めてである。
明日はスロバキアへ行くことにした。ドナウ川を船で遡る旅である。そのチケットを購入するのと、船着き場の位置を下見しておく目的でウィーンの中心街を横断した。
すると町の中心にある大聖堂に行き当たった。一部が修理中で、外観の全貌が見えなかったのがちょっと残念だったが、中に入り壮麗な装飾とステンドグラスの美しさを十分に味わうことが出来た。
午後は、美術史美術館で、エジプト、ギリシア、ローマ時代から中世ヨーロッパの美術作品まで膨大な数の絵画や彫刻を鑑賞した。
ラファエロやクーベリックの作品も展示されていて、それらの作品一つを観るためにここに来る人もいるだろうと思われる絵画を、一挙に見てしまったような気がする。
昨日観たシーレやクリムトもすばらしかったが、今日は彼らの作品の土台にある歴史的な作品に触れたと思う。
驚いたのはフラッシュを使わない限り撮影が自由だったということ。
ウィーンの子どもたちは、成長の過程でこのような生の名画に触れることが出来て羨ましいと感じた。
夕食はホテル近くのレストランでとった。静かで落ち着いた雰囲気の店内に英語、ドイツ語、ロシア語などの会話が響き、平和で温かな気持ちになった。もちろんウィーンの伝統的な料理やワインも申し分無かった。
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