2012年9月27日木曜日
旅の記 その18
9月27日(木) ウィーン最終日・・・旅の最終日
やっと馴染み始めた旅先の街の表情が、旅を終えて帰路に就く日には妙によそよそしく感じるのはいつの旅でも同じである。
夕方の出発まで、天候の悪化を必死にこらえているような空模様の中を最後の町歩きにでかけた。
今回の旅は、「友人の結婚式」という大義名分があったことと、復路の航空券がなかかな確保できなかったことを理由に、2週間を超える長いものになった。
ヨーロッパでの滞在も、4カ国6つの都市に及び、中欧から東欧の入り口にかけての土地を堪能できたと思う。
その分、仕事上のあちこちには義理を欠くことになり、迷惑をかけてきた。
この旅でヨーロッパのエッセンスに触れることが出来たように思う。この土地に立ってみると、魔女がいて、王様やお姫様がいて、騎士がいて、錬金術師、辻音楽師、商人、職人、もちろん農民、聖人、大悪人・・・・・虚実が入り交じって意識の中を通り過ぎていくのを感じる。
そんな風に吹かれながら、生々しい印象を記しておきたくて、PCを立ち上げた。
これから、この印象をよく咀嚼し消化して、人間について、社会についてもう少し深く考え、今後の仕事に生かしていければと思う。
いま、ウィーンは午後2時前。
こらえきれなくなった空から時々雨が降っている。
今回の旅では、ほとんど毎日が晴天に恵まれた。特にポーランド、チェコ、スロバキアでは、雨に当たることは全くなかった。その面でもありがたいことである。
ウィーンに着いた日、最初に訪れたレオポルド美術館のカフェに、また来ている。
これからホテルに預けてある荷物を受け取り、鉄道を乗り継いで空港に向かうつもりだ。
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