2012年12月4日火曜日
北極航路
今年の12月は大荒れだ。
いま、強い風が吹き時々激しい雨が降っている。
天気も大荒れだが、例年の12月と比べても異常な天候だ。
冬型の気圧配置が安定すれば、ここ道東地方は、快晴の日が続く。
気温は厳しく冷え込むが、スカッと晴れた青空が広がり気分も高揚する。
だが、残念ながら今年はそうではない。
冬型っぽくなったかなと思うと、すぐに北側を勢力の強い高気圧が通り、南方からの温かい空気を吸い込んでしまう。そのため雨が降り気温が上がることを繰り返す。
こんな天候が規則的に巡ってくると、あのパキッと晴れた「道東の冬」が待ち遠しくなる。ニンゲンとは勝手なものだ。
この原因は偏西風の蛇行なのだそうだが、いつになったら治まるのだろう。それとも今後しばらくは、このような乱れが続くのだろうか。
気候変動は、確実に近づいており、平均気温も上昇している。温暖化が忍び寄っている。
北極海の氷が減少している機に乗じて、北欧のLNGを北極回りの航路で運ぶ計画が進んでいる。
今日、その第一便の船が日本にやって来たそうだ。
化石燃料を大量に消費し温室効果ガスによって温暖化を招いておいて、それによって生じた北極海の隙間を利用してさらに大量の化石燃料を利用すると。
全くおかしな話だ。
まずは、その使用量を減らす努力を払うべきだろう。
「今の生活水準を維持して・・・・」と二言目には口にする。だが、その前提が間違っている。
「どんな暮らし方をしたら、今までの地球環境を維持できるか」というのが正しい思考の順ではなかろうか。
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