午前中、東京国立博物館で開かれている「土偶展」を見に行った。 これまで考古学とはあまり縁が無かったのだが、知床学で郷土の歴史を取り上げ始めて興味を感じるようになった。しかし、その方面の知識と感性の足りなさは如何ともしがたい。 土偶についても「シャコウキドグウ」などと聞いても漢字が思い当たらない。 「社交期土偶」だろうか?「社交期」とは縄文時代の時代区分の一つかしら?などと連想する始末だ。 展示を見て「遮光器」つまりサングラスを掛けているような土偶という意味だということをやっと理解するというお粗末さなのだ。 考古学についてあまりにも知識が無かったこと、道南や道央を除くと北海道から土偶があまり出土しておらず、なんとなく縁遠く感じていたこと、などがその原因であろう。
だが、あらためて、本物の土偶と向き合ってみると、素朴な造形と精緻な加工に驚かされた。縄文早期のものが多かった。縄文文化の遺跡は知床にもたくさんある。しかしなぜ、知床を始め道東や道北から土偶は出土していないのかとあらためて疑問に思った。
道東・道北の縄文文化と道南・道央を含む内地の縄文文化とは別物なのだろうか?素人考えながら、いろいろな想像が湧き上がってきた。
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