午前中は羅臼高校の「観光基礎」の授業展開に関する打ち合わせ。僕の作った科目だが、その意を受け、K教諭はよくやってくれた。文部科学省の指導要領にある科目ではなく学校独自の科目、しかも他人の作った科目の授業をするというのは、とても面倒くさいものだろうと容易に想像できる。そのような中で本当によくやってくれたものだ。頭の下がる思いだ。
しかし、転出するため昨年4月に赴任してきた新人が引き継ぐことになった。
そのための打ち合わせである。
知床財団評議員会があり斜里町まで行った。
帰路、峠は雪になり始めていた。
2010年3月25日木曜日
2010年3月24日水曜日
学校のプライバシー



神奈川県の教育委員会は昨年の全国学力テストの学校ごとの結果開示請求に応じることを決定した。この次、個人別の結果の開示を求めたら何と言うだろう。
おそらく個人情報に属するから開示できない、と答えるだろうね。学校ごとの結果開示をした人(一人だけだったそうだが)自身の高校時代の成績などを開示しろ、と迫っても「個人情報の保護」を盾に拒否するだろう。
そこで、ちょっと考えてみた。学校という「場」に個人情報のようなものは無いのだろうか。義務制の学校には校区があり、その校区にはその地域の人々が積み重ねてきた暮らしがある。さまざまな風土や地域性がその背景に横たわっているはずだろう。その地域を校区とする学校の「学力」というのは個人情報と同じように無闇に公開するべきものではないと思うのだが。
個人情報が尊重されるようなるまで、非常に長い年月が必要だったことは、まだ、記憶に新しい。そういう意味では学校単位の情報のような特定の集団のプライバシーへの配慮が認められる社会は、この国ではまだまだ訪れそうもないかなあ。
2010年3月18日木曜日
幻想 新聞記事
午後から斜里。ユネスコ協会北海道大会事務局会議のため。
根北峠は割に楽な状態だった。
<引用>
◆環境省 「住宅密集地における犬猫の適正飼養ガイドライン」策定
環境省は15日までに、住宅密集地での犬や猫の飼い方に関するガイドラインをまとめた。一般の飼い犬、飼い猫の扱い方やマナーに加え、飼い主がいない猫に不妊手術をした上でボランティアが世話をする「地域猫」に対する取り組み方も示しているのが特色。今後、地方自治体の飼育ルールづくりに生かす。
指針は「犬や猫の起こしたトラブルはすべて飼い主の責任」と明記。マンションなどの集合住宅では建物の管理規約を順守し、上下左右の部屋の住民にもペットがいることを連絡するよう呼び掛けている。またエレベーターに乗るときに抱きかかえることができる中小型種や、鳴き声やしつけの問題が少ない品種を飼うよう勧めている。
地域猫については「野良猫を排除するのではなく、地域住民が飼育管理することでトラブルを無くすための試み」と評価。ただ「一方的に行えば人間同士のトラブルの原因になりかねない」として猫嫌いの人を含めた住民の合意が必要と指摘、活動の代表者を決め、苦情も真摯に受け止めるよう求めている。 (西日本新聞の記事から)
どうして動物のことになると人はムキになるのだろう?あのクジラテロリストたちも。
多くの人は、ほどほどの関係を望んでいるのだろうとは思う。しかし、中には、イヌやネコは一匹もいなくて、ペットと言えば縫いぐるみやロボット。ニオイは全くせず、体内のバクテリアさえ皆無、という環境で暮らしたいと考えている人々も少なからず都会には棲息しているように思えてならない。
このようなガイドラインが必要となる社会の背景には、こんな風潮があるのではないだろうか。
ニャンタラネットを探したらこんな記事もあったような・・・
◆環境省 「住宅密集地における犬猫の適正飼養ガイドライン」策定
猫環境省は15日までに、犬猫密集地でヒトの飼い方に関するガイドラインをまとめた。一般の飼いヒトの扱い方やマナーに加え、飼い主がいないヒトに不妊手術をした上でボランティア猫が世話をする「地域ヒト」に対する取り組み方も示しているのが特色。今後、地方自治体の飼育ルールづくりに生かす。
指針は「ヒトの起こしたトラブル(戦争や環境破壊)はすべて飼い主の責任」と明記。大都市などの集合住宅では建物の管理規約を順守し、上下左右の部屋の住民にもヒトがいることを連絡するよう呼び掛けている。またひき逃げ事件や一方的な戦争を起こさない人種や、ひき逃げ事件などしつけの問題が少ない人種を飼うよう勧めている。
地域ヒトについては「野良ヒトを排除するのではなく、地域犬猫が飼育管理することでトラブルを無くすための試み」と評価。ただ「一方的に行えば猫同士のトラブルの原因になりかねない」としてヒト嫌いの猫を含めた犬猫の合意が必要と指摘、活動の代表猫を決め、苦情も真摯に受け止めるよう求めている。 (ニャオ日本新聞の記事から)
2010年3月7日日曜日
熊越 第二次アタック





熊越の滝まで行ってきた。
昨年は、クラストして固くなった川沿いの斜面で連続して二人も「滑落」し、途中で泣く泣く引き返したので、「今回こそ滝まで行こう」と意気込んで出発した。
昨年より雪が多く、沢はほとんど埋まっていた。一昨日の気温上昇で小さな雪崩の跡があちこちにあり、その分ステップを切りやすく急斜面のトラバースは楽だった。
まずは急斜面を登って滝見台へ。ラッセルに少し汗をかいたが、それほどの時間もかからずに到着。雪雲の下で滝は、ひっそりと佇んでいた。
去年の苦労は何だったのだろう?
ちょっと物足りないので滝壺に降り、縁を巻いて川沿いの別ルートを戻ることにした。滝壺の縁へ降下していくルートは、夏には切り立った崖でまず通ることはない。慎重に降りた。滝壺の3分の1は雪で埋まっていて、夏には考えられないくらい滝のすぐそばまで近寄ることができた。初めてわかったことだが、熊越えの滝は柱状節理の岩盤でできていた。
帰路、切り立った崖のトラバースは冷や汗ものだった。
最後は諦めて川に降り、水の中を歩いたが。
入り口からわずか数百メートルにある滝だが冬には冬の楽しみがある。存分に楽しむことができた一日であった。
2010年3月2日火曜日
事件事件事件
ついにボイラーがに壊れた。給湯と浴槽の追い炊きに使っているボイラーだ。もう25年以上、毎日休まずに働いてくれていた。やはり故障してもやむを得ない時期ではあった。だが、それにしてもこの忙しい時に、この寒い時期に、よりによって今、壊れなくても…
と、つい愚痴が出てしまう。
馬用の乾草を買った。エゾシカのことごとく食べられてしまったから。あの草食動物はオソロシイ。今年は2頭撃った。だがピーク時には50頭以上で貯蔵してある馬用のサイレージを食い散らかした。お陰で乾草を追加することになった。
ボイラーの修理に備えて周辺の整備。
乾草の運搬。仕事が終わってからが多忙な日だった。
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