昨日のことだが、西別川右岸を川に沿って1キロくらいさかのぼった。冬以外の季節であれば湿地やササ藪で歩きにくい、というよりほぼ歩けない。湿地は凍っているし藪は雪の下になっている。スキーを履けばどこまでもどこへでも行ける。ゲレンデのスキーではない。踵の固定されていないスキー。幅が広くて雪に埋まりにくい。長さは1メートル20センチ程度と短くて林の中でも邪魔にならない。さらに裏の滑走面にナイロン製の短い毛皮が張ってある。(本来はアザラシの毛皮を張るのだが。)これで上りの斜面でも楽々と登れる
要するに山スキーだ。のんびり歩いているようでもスキーというものは以外に早く、1キロメートルを10分足らずで進むことが出来る。川は完全に結氷している。昔、シベリアでは結氷した川を交通路として馬そりで旅したというが、確かに凍った川は素晴らしい通路になっていた。
時折エゾシカに出会う以外、生き物の気配は全くない。夏に咲いたツルアジサイの花が枯れたままで残っていた。本当は、この花の写真を写したくて森に入ってきたのである。真冬のドライフラワーだ。快晴の空。このところ少々運動不足気味だったので、良い運動にもなった。何か特別の珍しいものがある、というワケではないが自分はここの森はやはり自分の庭、という思いをあらためて感た。
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