知床世界遺産地域生態系調査報告会という会議に出席するため札幌に来ている。知床連山の稜線から海底1000メートルに至るまで、今年度行われたあらゆる調査の成果が報告された。
朝9時30分から夕方6時30分までというハードな日程だったが、発表時間は一件あたり20分しかなく、それでも足りずに2会場に分散して行われるほど発表件数が多かった。
それだけ知床は生態学上の注目を集めているわけで、あらためてその価値を認識した。まあ 考えようによっては、日本人は、今まで自然を食いつぶし食いつぶし、食いつぶしまくって知床半島のような末端で険しい地形の地域にしか原始性を備えた自然環境が残っていない状況を作り出した、といいうことを物語っているわけだ。
そして、その知床さえ、実はちょっと頼りない状況があるという現実を突きつけられている。
あらためて自然と人間の関係について考えさせられた。
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