2010年4月8日木曜日

別れの季節(レクイエム)

なんと多くの別れがあっただろう。この冬に。

メドヴェージ(犬)
てまり(猫)
こむぎ(猫)
クイックターン(馬)
そして、今日、エカチェリーナ(馬)

さらに、義母まで。

昨夜、僕は、自分でカーチャ(エカチェリーナ)の心音が止まる瞬間を確かめた。あんなに大きな躯をして、力強かった者が、なんとあっけなく死んでしまうのだろう。

「哀しい」と言葉に出すのはたやすい。
だが、これらの事実の前で、言葉も出ずに呆然として立ちつくしている自分がいる。

悔やまれる、と言えば全てが悔やまれる。どこまでも悔やまれる。

我が家の動物たちは、皆高齢化していたから、死が連続してもしかたがない、と言うこともできる。だが…

死んで、去っていった者たちは「時」の地平で表情を凍りつかせて
生きている僕らを
いつまでも見ている

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