2010年4月20日火曜日

アイスランドの火山噴火と日本のマスコミ

カワラヒワ初鳴き

火山と鮭の話

アイスランドの火山噴火すごいね。
火山灰が大量に成層圏にまで吹き上げられた。
航空機の飛行に危険が予想されヨーロッパの主要な空港が閉鎖されてしまった。
日本人の観光客も1万5000人くらいが足止めを食っているらしい。
空港で足止めされている旅行者の姿に続いて、北欧から輸入しているナマのサケ(アトランティックサーモン)が入荷せず、回転寿司でサーモンが食べられない、と嘆いている女性の声がニュースで紹介されていた。皆「不便だ、不便だ。困った、困った。早く帰りたい」と嘆いていた。
 遠く海外にまで出かけるような旅行者なら、予測不可能な事態に出会う可能性は、日本国内の旅に比べて大きいわけで、始めからそのようなリスクを覚悟して出かけるべきだよね。それが嫌なら行くべきじゃない。金を出すだけで、快適な旅行を買えると思っている人に限って、こんな時に困るんだよね。自分の力でなんとかできないとね。
 そんな事態を逆に楽しむくらいのバイタリティがあった方がいいと思うんだけどね。
 それにしても、サーモンが食えないことぐらいで大騒ぎしないでほしいね。消費者が悪いのかマスコミが悪いのかわからないけど、ね。サーモンなんかより、火山噴火で航空交通がマヒするという事実の方がずっと深刻じゃないかなあ。将来、どこで同じような(または、もっと規模の大きな)火山噴火が起こらない保証はないのだから。
 たとえばカムチャツカの火山が噴火したら日本の航空交通網は完全にダメになっちゃうよね。そうなったらサーモンの生寿司どころの問題じゃなないでしょう。そんなシミュレーションを先取りしてみせることこそマスコミの責任だと思うんだけど。 今回の問題は、人類が火山とどう向き合うべきかということこそ問題の中心じゃないかなあ。 (ゆ)

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