今年は仕事の関係と天候に恵まれず羅臼湖へ行っていなかったので、今日が今年初の羅臼湖行となった。
雨が多かったせいかいつも以上に道がぬかるんでいて歩きにくかった。木道の傷みも相当なもので、厳しい気象条件と利用者が多すぎることが原因かなあ、などと考えながら歩くうちに五の沼を過ぎて短い下りにかかる。足下ばかり見ていた視線を何気なく上に上げると遠くの羅臼湖が目に飛び込んできた。
「やっと来たね。今年は遅かったね。」端正な表情で、呼びかけてくる声が聞こえたような瞬間だった。
大地果てる所、知床で風のように暮らしている日常を記録しただけの、ささやかな日記
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