2009年11月16日月曜日

11月15日(日) 第21分科会

公害・環境と教育という名前の分科会だ。
 この分科会はテーマ別分科会の中でも古い歴史がある。いわゆる高度成長期に日本中で噴出した公害問題を多くの人がとりあげ、公害を垂れ流す企業とそれを容認する行政の犯罪性をこの場で指摘してきた。

 リゾート法が何よりも優先し、日本中にゴルフ場、スキー場、別荘地が作られていった時にはあちこちから反対運動の取り組みが報告された。

 そして、今年は、昨年よりレポート数が増えた。目だったものはダム、外来種、つまりは川と山の問題。それと風力発電。

 この分科会の司会を続けていて時代とともに問題は移り変わるが、自分だけが金儲けをしてやろうとタクラム人間の意志が、周囲に迷惑を垂れ流すという構造は変わっていないなあ、とつくづく感じる。このことを考えるとちょっと切ない気持ちになる。

 さらに、それでもなお自由な競争が万能で、金儲けが善だという新自由主義者が蔭でほくそ笑んでいる図が想像されて、不愉快きわまりない気持ちになってしまう。

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