2013年3月13日水曜日

国会中継を聞きながら

 今日、衆議院予算委員会の質問をラジオで聞いていたら日本維新の会の議員が質問していた。それは質問と言うより安倍内閣に阿りヨイショしているという姿だった。  その中で、唖然としたのは原発事故で飛び散った放射性物質はそれほど多くなく、今や危険はないのにまだ立ち入りを制限しているのは憲法の定める居住の自由を冒すものだと大声で述べていたことだ。さらに、空間線量と外部被曝線量は異なるから空間線量だけで規制するのは間違っているとも言っていた。放射線のうちベータ線はそれほど危険はないので、内部被曝も問題にしなくていいと主張していた。   さらに除染は無駄な事業だから止めろとまで言っていた。  現憲法を敵視する維新の会が、政府を追及するときに憲法を持ち出すのも滑稽な話だと思ったが、それはまあよい。国会の場で放送で、の中継を意識してだろうが、平然とウソ八百を並べ立てる図々しさだ。維新の会というのはファシストの集団だと思っているし、ファシストは平気でウソをつく。「小さなウソはばれるが大きなウソは皆が信じる」、と言ったのは、ナチスのゲッペルスだったろうか。 取るに足らぬ笑止なことだと思う。ただ、聞いていてカチンときたのは、彼がしきりに「科学的」を連発し、放射能の人体への影響を心配する人々を「反科学」と罵っていたことだ。彼の方こそ非科学的で政治的な思惑で真理を平気で真理を曲げる体質を持っていることは明かなのだが、大声で何度も繰り返すことで自分の主張が正しいものであるかのように印象づけようという意図がありありと見えていた。  とにかく下品な質問者で、あんな議員を千葉県の選挙民が選んだこと自体を恥と思ってもらわなければならないだろう。

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