2011年2月28日月曜日
寒の戻り
冬が戻ってきたような日。
羅臼の流氷も少し前よりも元気になったように感じられた。
「寒の戻り」という言葉があるが、まさに今がその時期だろうか。
人類の進歩にも「戻り」があるだろうか。あるに違いない。
人類は、文明を発展させ、食料等の生産量が増えるにしたがって社会構造を変化させてきた。そして資本主義社会に到達したわけであるが、ここに来てその生み出される価値の分配と、企業の活動の方向をめぐって、いくつかの思想や価値観が対立するようになってきた。
その中で、ひたすら純粋に資本主義の原則に忠実に利益を追求する一群が際立つようになっている。
「寒の戻り」の冷え切った海岸を歩きながら、そんなことを考えていた。
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