2012年6月1日金曜日

有限の生命と種の持続可能性

胸部レントゲンと心電図の検査を受けた。
 特に異常は認められなかった。
 ただ、普通の人よりも心臓がやや横に寝ていることが指摘された。心臓が寝ているということは、身体を横にして寝ると心臓は立つことになるのか、などと考えているとワケがわからなくなってくる。
まあ、とにかく健康であると言われたわけで、ありがたいことだと思う。

 今日は、サクラの散る日だった。
 東よりの弱い風で、花びらが雪のように次々に舞い落ちていた。
 朝、イヌと一緒にサクラの下に腰を下ろし、散る様子をしばらく眺めていた。
 つい先日咲き始め、あれほど咲き誇っていた花が、もう終わりの時を迎えているという事実を突き付けられているわけで、これを見た誰もが、無常や生命のはかなさを感じるのだろう。

 そんなセンチメンタリズムに浸るのも悪くないが、生命の無常という現実に立ち、その前提のもとで、持続可能な社会をどう作るかを考えなければならないだろう。すると答は自明なのではないかと思うのだが。
 自然界の生物のほとんどすべては、個体の有限性と種の持続性を巧みに、しかい簡単に統一している。
 ニンゲンは、なぜ、これほど混乱しているのだろう。簡単そうなことなのだが。

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