2012年6月13日水曜日

退院しました

退院した。 
昨日の朝食の途中、担当の医師が現れて、「もう、退院して良いですよ」と告げられた。 「早期離床」と言うそうで、健全な社会復帰を早める効果が期待できるとのことだ。
 確かにその通りかも知れない。
 病院に運び込まれた翌日は、ベッドから降りて自立するのも大変だった。だが、その夕方には自分で歩けたし、その次の日には、介助なしで歩くことが出来た。
 そして、いつの間にか、自由に寝たり起きたり歩いたりできる。
 強打した脚と腰の筋肉は未だ回復せず、実にゆっくりとした歩みではあるが。

 そもそも、入院の原因となっている傷害は、歩行困難ではないので、これが医師の眼中に無かったとしてもやむを得ないだろう。
 かくして、僕が夢見ていた、「痛みも和らぎ、上げ膳下げ膳で、毎日読書三昧の入院生活」は、実現直前で儚く消えた。

 しかし、本当の話は、これをおおいに喜ばねばならない。
 二頭のシカがその場で死んでしまうほどの事故を起こし、一週間程度で病院から出てこられたことに、どこまでも感謝しなければならない。

もちろん、それを直接間接に支えて下さったたくさんの人々、職場の人々、地域の人々、友人知人、そして家族。
 救われた命を、どう燃やして報いるか、今、それが問われている。

2 件のコメント:

  1. 退院おめでとうございます。
    少しずつ回復されているようで安心しました。打ちどころが悪ければ、何かが一つでもずれていればどうなっていたか分かりません。本当に感謝感謝ですね。

    脅すつもりはありませんが、交通事故は後から出てくる症状もあると聞きます。
    どうぞ無理をなさらずお大事になさってください。

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  2. berryowlさま:

    ありがとうございます。
    ほんとうに、これからも気を付けていかねば、と思います。この事故後にも、これからの運転にも。

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