2013年4月15日月曜日

旅の支度を調える

落語を聴きながら今週末出発する旅の支度をしている。古今亭志ん朝さんの「付き馬」。歯切れの良い語り口が心地よい。  旅立ちは水曜日。もうあまり日が無い。今度の旅は仕事がらみの集団行動だから出発から帰着まであまり自由な時間は無いだろう。しかし、集団であるがゆえに旅先での組織的な交流や関係者との情報交換の機会は多くありそうで、自分の知識や経験を高めるためには大きな意義がありそうだ。  旅は苦手で住み慣れた場所でずっと過ごしてる方が好きだという人もいるようだが、僕は、どんな形でも知らない土地を訪ね、そこの空気に触れるのが好きだ。だから旅立ちの前は、期待に心躍る思いでワクワクしている。  生きているということは物質の流れを作り出していることなのだそうだ。ヒトの身体は、常に新しい物質を取り入れて自分の身体を作り、古くなった材料はどんどん排出する。1~2週間もすれば、身体を作っている分子は、たとえ同じ化学物質であってもすべて入れ替わっているのだそうだ。  そんな動的平衡状態を保っているのが「生きている」ということなのだという。2週間も旅していれば、身体を構成する分子や原子はすっかり新しくなって帰って来ることになる。  そんな「新しい容れ物」に新しい価値観や世界観が備わるだろうか。  「脳力」の衰えが気になる身としては、少々心許ないが、せいぜい頑張って勉強してくるつもりだ。

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