2012年8月10日金曜日

その名は粗毛反魂草(アラゲハンゴンソウ)

台風が崩れた低気圧が根室半島の沖を通過した。
 そのため根釧原野は、所々で強い雨となった。
 雨の晴れ間に散歩に出た。
 アラゲハンゴウソウの黄色が、雨に洗われて鮮やかさを増したように輝いていた。夏の終わりに咲く印象的な花だ。
 学名の Rudbeckia hirta var. pulcherrima

 は、
「粗い毛のある ルドベック(命名者リンネの後援者)さんの  最も美しい変種」という意味だろうか。
 黄色の舌状花と濃紫色の筒状花のコントラストは、派手で日本の野では、ひときわ目立つ、いかにも遠い国から来たという風情だ。
 外来種でるためか、昔は図鑑に載っておらず、高校生の頃には、種名を調べるのにずいぶん苦労した記憶がある。
 そんな思い出に満ちたアラゲハンゴウソウが、今年も美しい。
 

 消費税引き上げ法案が成立。
 みせかけの借金を理由に、福祉目的に使うと言いつつ、国土の防災を強化するためという口実で、土建業者が甘い汁を吸う機会を失わないようにも配慮し、国民を絞るだけ絞ろうという悪法。これは、生類憐れみの令にも匹敵する。
総理大臣の記者会見での発言が、また神経を逆撫でした。
 曰く
 「政治家は、減税のときは胸を張って言えるかも知れません。しかし、増税はこころ苦しい、申し訳ない気持ちを持ちながらお願いせざるを得ない」
 大嘘だ。
 ホンネは、
「増税のときは胸を張って歓び、減税は心苦しい、申し訳ない気持ちを持ちながらやらざるを得ない」だろ?

 よく平然とこんな発言ができるものだ。聞いていて呆れた。

 このような政治家を誕生させた有権者、政党、その政党を支持した労働組合それから連合、そして、その裏でこれらを操る米国。
 これらの勢力とどこまでも対決していかねばなるまい。
 これらは、原子力発電の継続を画策している勢力でもある。

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