2012年8月16日木曜日

8月15日に思うこと(8月15日分)

 昨年も書いたのだが、どうして今日は「終戦の日」なのだろう。  戦争の犠牲になった人を「祖国を守るために尊い命を捧げた」と賛美する。  犠牲になった方々は心底からお気の毒だと思う。遺族の痛みも重々理解できる。  だが、「祖国を守るため」という言葉の欺瞞性に辟易する。  中国へ、東南アジアへの侵略を進めたあげくの戦争ではなかったのだろうか。  国家が、侵略戦争とファシズムの徹底的な清算を行わないで、真に戦死者を悼むことなどできるはずがない。  戦没者追悼の式典でも、空しい言葉が飛び交っているだけだ。  いつから?  いつからこの国は虚無の支配する国になってしまったのだろう。

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