2012年9月27日木曜日

旅の記 その17

9月26日(水) ブラチスラヴァ~ウィーン。フンデルト・ワッサーのこと  ブラチスラヴァからウィーンに戻った。  この旅では、ずっと好天に恵まれ、今日も暑いくらいだ。 ドナウ川は今日もとうとうと流れている。  デヴィーン城をあらためて眺めてみた。今回は行くことが出来なかったが、次に機会があったら是非訪ねてみたいと思った。  ドナウ川は10カ国もの国を通る国際河川で、名前もいろいろとある。ちょっと調べてみた。(ラテン語:Danubius、スロヴァキア語:Dunaj、セルボクロアチア語:Dunav, ドイツ語: Donau, ハンガリー語 Duna, ブルガリア語: Дунав, ルーマニア語: Dunăre、英語、フランス語: Danube)は、ヴォルガ川に次いでヨーロッパで2番目に長い大河だという。  いろいろな民族や文化、国の栄枯盛衰を黙って見つめ、流れ続けてきたのだろう。  今までにシベリアの大河はいくつか見てきたが、ドナウ川は、それらとは違って人間社会の中を流れている大河である。  今回の我々の旅に、この川は優しく微笑んでくれた。  フンデルト・ワッサーという画家がデザインした建物が、ウィーンの船着き場の近くにあるので観に行ってきた。  スペインのガウディとも共通する有機的なデザインと鮮やかな色彩の建物が、実際に使われていた。ある種の天才なのだろう。  中心街にほど近い電車通りに面した一画に、そのビルはあった。  それにしてもこの大胆なデザインを建築物に取り入れる大胆さというか剛胆さはさすが芸術を尊重する町だと思った。

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