2009年3月17日火曜日

旅について

 慌ただしく東京へ。
 残り少ない教員生活を敢えてさらに少なくすることもない、と思うのだが。
 だが、旅はいつも心を浮き立たせてくれる。
 昔の旅はもっと苦しく、危険も多かったのだろう。
 今では、安全で快適な「旅行」になった。けれども、そのために失われたものがあるのではないか。長距離を何日もかけて移動していた時代には、出発直前までせかせかと仕事をしている、などということはなかったのだろう。カッチリとしたスケジュールを立て、予定が一日狂っただけで大騒ぎするようなこともなかったのだろう。
 「旅だからしかたがない」という一言で片付けられていたのではあるまいか。

 昔と現代、はたしてどちらがいいのか。

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