朝、目覚めると雪。
「女の腕まくり」と言うのだろうか。現代なら性的偏見に満ちている、と糾弾されるだろうが昔の人の表現だ。つまり、春先のこの時期の雪は、それほど怖れることはない、すぐに解けてしまうという意味だ。
ほとんど一日中、外で作業をしていたが、身体の芯まで冷えてしまった。現代の「女の腕まくり」はなかなか侮れない怖さである。
朝8時半。まだ、雪は降り続いている。昨夜から今日にかけてが寒気の底だという。
大地果てる所、知床で風のように暮らしている日常を記録しただけの、ささやかな日記
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