2009年5月5日火曜日

自由のマシンで


 バイクで旅している。まあ、「旅」と言うほどの旅ではなく、ちょっと距離の長いツーリング程度なのだが。

 四輪車とは全く異なる次元を走っている感覚が楽しい。
 注意深く運転するにしても、ゆっくり走っている四輪を追い越すのは難しくない。北海道の道路であれば、ほぼ自分の思ったとおりのペースで走ることが出来る。連休で道路が混雑している時には、このことがしみじみとありがたく感じられる。四輪で走っていると、どうしても「もっとも遅い車」のペースに合わせなければならないからね。そして、道路には、さまざまの事情を抱えた人や車たちが走っている。高齢の人、病気がちの人、調子の悪い車、ちょっとそこまでしか行かない人などなど。
 二輪車は、他の車のペースにピタリと合わせる必要は、あまりない。
 「自由のマシン」とは、よく言ったものだ、と思う。

 反対に制約も多い。
 まず、持てる荷物の量。旅に必要な(と思われる)物でもすべて持ち歩く,という訳にはいかない。写真の二つのバッグが今の僕の携行品の全てである。これ以上は持てない。携行品を厳選しなければならない。このことは、頭を使う。楽しいことでもあるが。
 
 次ぎに天候。
 全天候型のウエアを着ていてもやはり雨は嫌なものだ。

 しかし、これらの不自由さも、冒頭に書いた快適さと比べれば、ほとんど気にならない。特に、天候に合わせて予定を変える、というのも昔の船の「風待ち」のようで良いではないか。
 やっぱり「自由のマシン」なのである。

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