АРКТИКА(アルクティカ)が破損した。
土曜日の夕方だった。羅臼から別海に向かう途中、国道を走っていると左側からシカが飛び出してきて進路を横切った。もう、止まる余裕はない。飛び出したシカはそのまま道路を渡りきるか、と思った。しかし、なんと中央線付近で急に歩みを止めるではないか。大きな雄のシカだ。
このままではお尻にぶつかってしまう。ブレーキを踏みつつ左側に舵を切って避けようとした。この時点で道路の端をからくもかわせるか、と考えた瞬間、ガガッと音がして車体左側面をガードロープとその支柱が擦っていた。
衝撃やハンドルのブレなどは何も感じない。エンジン音も異常がない。走ること自体には何ら影響はない。だが、車を止めて左側面を見ると見事な一直線で左のフェンダーからドア、後部フェンダーまでがえぐられている。特に助手席ドアの破損が激しく、ドアノブが破損したので外側から開くことができなくなった。ドアとしての機能に問題はないようだが。あ~あ。
でも、シカを傷つけることはなかった。
路外転落などにもならなかった。
この程度で済んだことを感謝するべきかも知れない。
それにしても、シカ、恐るべし。
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