2009年7月21日火曜日

背を向けないでもらいたい

 自然とニンゲンの乖離(かいり)について最近よく考える。
 自然観察会へ行く。必ず「草アレルギー」だとか「日光アレルギー」だとかいう子どもがいる。だから部屋の中、つまり人工的な環境でしか活動できない、と。
 アレルギーによる喘息の発作を見たことがあるアナフラキシーに陥って苦しそうだ。子どもにそのような症状が現れたら親としては、いたたまれない気持ちになるだろう。その心情はよくわかるし、個々の症例には適切に対処しなければならない。

 ただ、同時に僕が希望するのは、何故そのような状態に立ち至ったかも考えてほしいということなのである。つまり、現代のニンゲンがどうしてこのように脆弱になってしまったか、そこから抜け出すためにわれわれはどう行動しなければならないかを考えてほしいのだ。
 もちろん致命的な症状や危険な状態は避けなければならないが、逃げてばかりで問題が解決するとは思えない。アレルギーなど様々な身体的ハンディを抱えている人にこそ自然の中で様々な体験をしてもらいたい。そして、自然環境を守っていくために、生活の形態をどのようにするのがよいか、考えてもらいたい。自然に背を向けた生活を続けるのみでは問題は解決しない。

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