2009年7月23日木曜日

クマのこと

 羅臼湖トレッキングガイド執筆開始

 今年はクマが多い。「多い」と言ったって「雨が多い」とか「蚊が多い」と言うのは違う。ヒグマの生息数なんてそうそう簡単に変動するわけがないのだから。まあ、理屈っぽく言えば「クマとの遭遇あるいは目撃事例が多い」ということなのだが。今朝も高校のグランドに出たらしい。昼頃、ハンターが出動してついに撃たれたようである。
 なぜ、クマの出没が多いのだろう。理由はよくわからない。このような野生動物に関する話題になると一般の評論家然とした人々が増えてきてそれぞれの「解釈」を一くさり述べることが多いのだが、本当のところはよくわからないのだ。
 ただ、日本最大の野生ほ乳類とニンゲンとが、不必要に接触する機会は可能な限り少ない方が良いに決まっている。クマたちには、どうかあまりニンゲンの領域を出歩かないようにしてほしいと願うしかない。
 クマたちもニンゲンに対して、同じことを願っているのだろうが。

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