猛烈な雨が断続的に降り続く一日だったが、その間隙を縫うようにしてルサ川で中高一貫の「生態系学習」というのをやった。対象は町内の中学2年生全員。
川にはカワゲラの幼虫、トビケラの幼虫、カゲロウの幼虫、ヨコエビ、プラナリア、そしてもちろん魚類や鳥類などが生活し、上流から木の葉や枝、土砂などが流れ下ってくる。川底の石には藻類がビッシリと付いている。
森と海を結ぶ物質の通り道であると同時に独自の生態系をもった世界なのだ。ふだん、学校では、特に小学校では「川に近づいてはいけない」と教えられてきた子どもたちに、川に入って生きものを探しなさい、という指示は何よりも歓迎されたようだ。雨に濡れ、靴に水が入ってくることも厭わず、川の中ではしゃぎ回る姿を見ていると、自然と子どもを切り離してきてた大人の罪を感じてしまう。
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