日本の上空を夜、飛行機で飛ぶと蛍光菌の培地を連想する。
光の濃い部分があちこちに散らばる。菌のコロニーだ。
コロニーとコロニーは光る糸のような道でつながっている。
ニンゲンは、この美しく小さな極東の島に、蛍光菌のようにへばりつきながらそのコロニーを広げ、増やし、コロニー同士をつなぐ道を太くして「繁栄」してきたのだろう。
久しぶりに東京に来た。
飛行機の窓から見える東北から関東にかけて、以前より光が少なくなり、暗さがジワリと増したように感じる。
「気のせい」かも知れないが。
そして、このくらいの暗さがちょうど良いのではないかと思う。
地上から見える星空もちょっぴり見やすくなったのではないだろうか。
夜は、暗い方が良い。
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