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2009年1月13日火曜日
立ち待ちの月
月が出ていた。
黒い海の上に
広がる銀の道
それは
鯨の表皮のようにも
見える
月齢17日
満月を過ぎてはいたが
久しぶりに
落ち着いた大気と波は
立待の月を
取り囲み
祝っているかのようだった
帰り道
大きな火球が飛んだのだと言う
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しれとこ霧風庵日常
大地果てる所、知床で風のように暮らしている日常を記録しただけの、ささやかな日記
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自己紹介
霧野悠羅(きりのゆうら)
羅臼町, 北海道
海に出るといつも霧になる。 知り合いの船長に 「おまえは霧男だ」と言われた。 それでは、と開き直って 霧を友とし、風を恋人として 生きていくのだ。
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