昨年暮れ、一つの映画に出会った。正確には二本の映画。
「チェ・28歳の革命」と「チェ・39歳 別れの手紙」
南米の革命家エルネスト・ラファエル・ゲバラ・デ・ラ・セルナを描いた映画である。
今更説明の必要もないと思う…
1928年アルゼンチン生まれ、カストロと共にキューバ革命を成功させ、
1967年10月、ボリビアで殺害された。
「チェ」とは、アルゼンチンのスペイン語で「ねぇ君」などと相手に呼びかけるときに使う言葉に由来するあだ名である。彼が「Che」とサインに使っていたのだそうだ。
今この時代に、ゲバラや彼の著作や行動が注目されている、というこに僕は、大きな意味を感じる。時代がゲバラを求めているのではないだろうか。
ニンゲンをコストとしかみなさいような世の中、「儲かる」ことが善で、そのためなら何をやって許されるような世の中、フリーターや派遣労働者になるのは本人の責任だ、という「強者の論理」が堂々とまかり通る世の中への不信感、閉塞感を打ち破る、ひとつの明確な方向をゲバラの生き方に見いだす人は多いのではないだろうか。
予告編のコピーが泣かせてくれる。
「かつて世界を本気で変えようとした男がいた
アメリカがもっとも恐れた男、世界がもっとも愛した男」
「愛と情熱、正義と信念」
「20世紀最大のカリスマはなぜ39歳で死に至ったのか」
「すべてが真実、すべてが劇的」
http://che.gyao.jp/
http://www.youtube.com/watch?v=1yNnUre8J_w
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