2012年4月7日土曜日

ザマナイ~時代よ!

今日、一つの歌と出会った。
 歌の名は「ZAMAN-AI」(ザマナイ)
 カザフ語で「ああ、時代!」

 セミパラチンスクは、今ではカザフスタンの一地域だが、ソビエト連邦の時代、核実験場が作られていたことは、よく知られている。
 四国ほどのもあるその核実験場で、1949年から40年間にわたって467回の核実験が行われたという。
 もちろん大気中、地上、地下とあらゆる条件の核実験が行われた。核実験に伴って生じた、放射性降下物が風で近隣に飛散し、住民は被曝した。

 また核実験でできた「Atomic Lake」という直径数十メートルの「湖」などもあり、その湖面からも強い放射線が出ているという。

 ここでは、近隣住民の被曝以外にも、一部の成人男子を放射能汚染地域に滞在させる「実験」なども行われ、人体実験であるとして非難されている。
 また、ベトナムの枯れ葉剤のようにここでも奇形児が生まれ、ホルマリン漬けで保存されているという話もある。

 その後、放射能汚染による住民の健康被害が次第に広がり、地元の研究者たちによる調査が行われたが、ソ連当局に黙殺され続けた。ソ連末期のグラスノスチ(情報公開)により実験の実態が明らかになると、住民の鼻帯運動と国際的な非難の高まりによって閉鎖された。
 だが、閉鎖から20年以上経った今でも、実験場では自然界の10倍程度の線量率が測定されているそうだ。

 ザマナイ、「ZAMAN-AI」はカザフ語で「ああ、時代」という意味なのだそうで、
「なんという酷い時代!」という意味がこめられているのだそうだ。
(この部分 TOMOKOさんのブログ「永遠の歌を求めて」より転載 )

日本語訳の歌はYou Tube で聴くことが出来る。


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