2012年4月23日月曜日

説明になっていない「丁寧な説明」

牧野経済産業副大臣も、仕事上の立場で、実感と誠意の伴わない説明をしに行ったのかも知れないが、京都府知事の発言とまったくかみ合わないトンチンカンなやりとりをしているようにしか見えない。
民主党の言う「丁寧な説明」とは、こんな粗末なものなのか。
 ニュースで見る限り使いに出された丁稚より、もっと要領を得ないやりとりのように思えた。
 この人の選挙区の有権者は、どうして、こんな情けない政治家を選んでいるのか。
 支持して投票した人の感想を聞いてみたいものだ。


 本日18時24分のNHKニュース

 関西電力大飯原子力発電所の運転再開を巡り、牧野聖修経済産業副大臣は、23日、滋賀県の嘉田知事に続いて京都府の山田知事と会談し、両知事がまとめた原発政策に関する提言を受け、運転再開には緊急性があると伝えました。
 これに対して山田知事は、国の説明はまだ十分ではないという認識を示しました。
【話し合いは、全然かみ合っていない。】

 この中で、牧野経済産業副大臣は、大飯原発の運転を再開する緊急性が本当にあるか証明を求めることなど、京都府の山田知事と滋賀県の嘉田知事がまとめた7つの提言に対して回答し、電力供給の確保のために緊急性があると判断したことなどを説明しました。
【「電力供給の確保のために緊急性があると判断した」という発言のなかのどこに「7つの提言への回答」があるのだろう?】

 これに対して、山田知事は「関西電力に聞いても、まだ需給見通しが分からないから申し上げられないという話をされる。情報の公開と、きちっとした検証が必要だ」と述べ、国の説明はまだ十分ではないという認識を示しました。
【政府の言う「需給見通し」の根拠が全然示されていない。】

 さらに、山田知事が安全性の判断にあたって専門家による評価が不十分だなどと指摘したのに対し、牧野副大臣は「十分に理解をいただいていないところもあるので、一度持ち帰って回答させていただきたい」と述べました。
【このやりとりのどこが、話し合いなのだろう?どこが「丁寧な説明」なのだ?】

 会談のあと、牧野副大臣は記者団に対し「正直言って、完全に理解が得られたとは思っていない。引き続き話し合って一日も早く理解をいただけるようにしていきたい」と述べました。
【此奴は、こんな「話し合い」を重ねて本当に「理解をいただ」けると思っているだろうか。まったくオメデタイ頭脳だ。】

 一方、山田知事は「7つの提言に関して、電力の需給予測を中立的に議論する第三者委員会を立ち上げるなど、きちんと回答する姿勢を示したことには感謝したい」と述べて、一定の評価をする認識を示しました。
【こういう低劣の副大臣に、辛抱強く付き合った山田知事は、まったく我慢強い人だと思う。】 

以下略

 ひとつ間違えばいくつもの県を汚染し、多くの人々の生活を奪い、将来にわたって健康への不安を抱えて生きねばならぬ人を大量に生み出す原子力発電所の稼働という問題を、本心から真剣に考えている態度には、まったく見えない「説明」だ。

 こういう政治家に歳費を与えるために納税しているのではないし、こういう政党への助成金に、支払った税金が使われていることが、情けない。耐え難い。許せない。

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