2012年11月16日金曜日

キーンという寒さがやって来た日、政治は全然良くならない

 激しく雨の降る日が続いた。  3日ぶりに雨の上がった今朝、知床の山々が真っ白になっていた。  降ったばかりの雪だ。はるかに離れた所から見ていても、心なしか白さが一層きわだっているように感じた。  家の外においたタライの水も凍っていた。  今日、衆議院が解散になり、選挙が近づいて騒がしい。  選挙になれば、どの政党もどの候補者も耳障りの良いことばかりを言う。  多くの世論の反対を押し切って、大飯原発を再稼働させた野田総理大臣でさえ、  「原発は、なくしていく」と言う。  自分の寿命が尽きた先のこととして「公約」しているのだから笑止だ。  そして、それに騙される有権者も少なくないのだからやりきれない。  「新党だ」とか「第三極」だというのも流行っている。  自民党の政治に辟易して民主党を選び、民主党に失望したからといって自民党に戻るわけにもいかぬという有権者の票を取り込むための「受け皿」作りなのだろう。  「受け皿」にしか目のいかない有権者も有権者だ。  中身はパチンコ屋の「新装開店」と同じことなのに。  そう言えば、「新党」の面々のセリフにも抱腹絶倒した。  「国民は、既成政党に不満を募らせている」とよく言っているが、それを言う議員たちは、もともと「既成政党」の議員なのだ。  「既成政党」を否定するなら、「既成政党」所属の議員は、スッパリと辞めなければならないだろう。  政党助成金に群がる寄生虫たち。  党の看板を掛け替えるだけでは意味がない。  国民の血税に寄生する「寄生政党」が、いくら名前を変えても、絶対にこの国の政治は良くならない。

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