愛称は「ペーチャ」だ。
ロシア人の名前で、あのピョートル大帝と同じ名である。
2008年生まれの真っ黒な猫だ。元牡猫。
真っ黒な猫としては二代目になる。
ネコと暮らして、つくづく思うのがだ、ネコほど個性豊かな生きものはいないかも知れない。
ネコとしての共通の属性は持っているが、その範囲で、本当に一頭一頭ちがう。
ペーチャは、ネコでありながらとてもヒトに頼って、ヒトが好きで、ヒトのそばにいることで落ち着くらしい。
外で遊んでいても、呼べば遠くから走って帰ってくる。まるでイヌのようだ。
ピレニーズのアファンが昨年から同居するようになったのだが、アファンの方は、ピレニーズの特徴として、割合に猫っぽいところがある。とても面白い組み合わせだ。
この二匹は、緊張関係を持ちながらも、まあ、仲良くやっている。
そのペーチャが昨夜は遅く帰って来た。
戸締まりをするときに大声で呼んだのだが、その時は帰って来ず、その後一時間くらい経ってから帰って来た。
その時、身体はずぶ濡れになっており右の目を痛そうにつぶっていた。昼間の雨で草むらは濡れていたかも知れないが、夜は晴れていた。
おそらく、どこかで喧嘩をしたのだろう。
組み討ちをやって身体を濡らして来たに違いない。
身体を拭いてやったらおとなしく拭かせて、気持ちよさそうにしていた。
そして、今日は一日中ベッドで寝ていた。よほど激しく争ったのだろうか。
3歳のオスとしては細く華奢な体つきをしている。それでもシャムの血が混じっているようで、敏捷で身軽であり気も強い。
牡猫としての矜持を精いっぱい保っているだろう。
オイ!
疲れている時は、思う存分休むがいいさ。
それでも、あまり無理をして、心配させるんじゃないよ。
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