2011年8月20日土曜日

ピョートル!ピョートル!



 愛称は「ペーチャ」だ。
 ロシア人の名前で、あのピョートル大帝と同じ名である。

 2008年生まれの真っ黒な猫だ。元牡猫。
 真っ黒な猫としては二代目になる。

 ネコと暮らして、つくづく思うのがだ、ネコほど個性豊かな生きものはいないかも知れない。
 ネコとしての共通の属性は持っているが、その範囲で、本当に一頭一頭ちがう。

 ペーチャは、ネコでありながらとてもヒトに頼って、ヒトが好きで、ヒトのそばにいることで落ち着くらしい。
外で遊んでいても、呼べば遠くから走って帰ってくる。まるでイヌのようだ。

 ピレニーズのアファンが昨年から同居するようになったのだが、アファンの方は、ピレニーズの特徴として、割合に猫っぽいところがある。とても面白い組み合わせだ。

 この二匹は、緊張関係を持ちながらも、まあ、仲良くやっている。

 そのペーチャが昨夜は遅く帰って来た。
 戸締まりをするときに大声で呼んだのだが、その時は帰って来ず、その後一時間くらい経ってから帰って来た。
 その時、身体はずぶ濡れになっており右の目を痛そうにつぶっていた。昼間の雨で草むらは濡れていたかも知れないが、夜は晴れていた。

 おそらく、どこかで喧嘩をしたのだろう。
 組み討ちをやって身体を濡らして来たに違いない。
 身体を拭いてやったらおとなしく拭かせて、気持ちよさそうにしていた。

 そして、今日は一日中ベッドで寝ていた。よほど激しく争ったのだろうか。

 3歳のオスとしては細く華奢な体つきをしている。それでもシャムの血が混じっているようで、敏捷で身軽であり気も強い。
 牡猫としての矜持を精いっぱい保っているだろう。

 オイ!
 疲れている時は、思う存分休むがいいさ。
 それでも、あまり無理をして、心配させるんじゃないよ。

0 件のコメント:

コメントを投稿