2011年8月10日水曜日
ウシアブ
アブが元気に飛び回る季節だ。
この地方に多い吸血生のアブはウシアブとメクラアブだ。
ウシアブは体が大きく、大きな羽音をたてて高速で飛ぶ。その体の色からスズメバチと間違われて、怖がって逃げ回る人もいる。
注意深く見ると飛び方や羽音はスズメバチとは全く違っているので、無闇に恐れない方がいい。
実際には、攻撃力の全然ないアブを恐れるのはなんだか悔しいではないか。
吸血するために近づいて来るし、刺されるとチクリと痛い。だが、スズメバチのように針で刺すわけではないし、毒も持っていない。
ただうるさいだけである。
今日はセイヨウオオマルハナバチの捕獲のかたわら、ウシアブを捕まえて写真に撮ってみた。
あのスピード感あふれる飛行を支えるためだろうか、非常に大きな複眼を持っている。
この顔を見ていると、昆虫にケンカを売るのがいかに無謀なことかと、つくづく思えてくる。
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