2012年3月2日金曜日

水温上昇顛末記

今日は、朝、9時から町内の校長会議あったので、いつもより早く家を出た。しかし、季節柄路面状態が悪ければ速度を落とさざるをえない。夏と同様に乾燥しているわが家から標津町までの間で時間を稼いでおこうと考えていつもより、やや速く走った。

 そのためだろうか。標津市街を抜けたあたりから水温計が徐々に上がり始め、ついに振り切った。
 そこで、古多糠で一旦停車し、しばらくの間アイドリングを続け、水温計が下降し始めるのを確認してエンジンを止めて、冷えるのを待った。

 5分ほど後、再始動。水温計が常温より少し高い所まで下がっていたので、ゆっくり走り出した。もちろん職場へは、遅参する旨の連絡はした。
 そろりそろりと薫別のトンネルを抜けた所まで走った。
 その時点で、水温計は再び上昇し、再び最高点に達していた。トンネルの先には長い上り坂がある。
 その前にもう一度冷やすことにした。バス停近くの空地に停め、しばらくアイドリングをしてからエンジンを切った。
 こうやってだましだまし走って、とにかく羅臼まで行こうと考えた。羅臼へ行き、冷却液を買って、補充しながら戻ればなんとかなるだろう。
 5分待ってからエンジンの再始動を試みた。しかし、今度はスタータ・モーターが回らない。
 え、どういうことだろ?
 ああ、ピストンが焼き付いたのかも知れない。最悪の事態だ。
 レッカー→エンジン載せ替えという最悪のシナリオが頭に浮かぶ。

 何度か始動を試みた。スタータはウンともスンとも言わない。
 ついに諦めJAFに連絡した。
 あ~あ、目の玉が飛び出るほどの出費かぁ。目の前が真っ暗になった。
 だが、起きてしまった現実は仕方がない。移動の費用は、JAFと任意保険の会社から支払われるらしいので一安心しだったが。

 救援を待って、小一時間。望み薄ながら、もう一度エンジン始動を試みることにした。
 すると、何事も無かったように、あっさりスタータが周り、エンジン回り出したではないか。先ほどの不具合は何だったのだろう?
 慌ててJAFに連絡し、救援を断ろうと思った。しかし、念のために整備工場へ運搬した方が良い、という冷静にアドバイスしてくれた。それももっともなことなので、考えを改め、そのまま待つことにした。
 やがて運搬車が到着し、いつも整備してもらっている工場へと運び込んだ。
 レッカーの距離、約60キロ。
 保険適用の範囲内であった。

車齢18年。40万キロメートル近く走っている。
 だが、吹雪や大雨の時、山奥に入る時には、これ以上ない頼もしい車だ。まだまだ走ってもらいたい。
 この冬は、少し酷使しすぎたかも知れない。
 ここで入念に整備してもらって、また元気に走ってもらいたいものだ。

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