拡大する犠牲だと思う。
福島市大波地区の米が放射性セシウムで汚染されていたこと。
このような事例は、これからもあるだろう。
福島第一原子力発電所が事故を起こし、放射性物質がばらまかれるという事態になった時、住民や国民の安全を確保することよりも、事故をいかにして小さく見せるかという命題に真剣に取り組んでいたかという証拠がここにもある。
米の栽培が不可能な地域をどれだけ小さくするかの努力が払われたのだろう。
本当に安全を第一に考えたのであれば、最初からもっと広い地域で栽培を制限すべきだったろう。
「作っていいです」と言われて、収穫した後で、
「やっぱりダメでした」と言われた農民の気持ちを考えているとは、とても思えない。
事実よりも規則が先にあって、規則に触れなければいい。
規則スレスレでも規則に抵触しなければ、何をしてもいい、という日本人の「真面目で小ズルイ」一面が、この間の出来事で次々と裏目に出ている。
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