朝日新聞の記事
【ワシントン=伊藤宏】米国務省のケビン・メア日本部長(前在沖縄米総領事)が昨年12月、米国の大学生を相手にした説明会の中で、沖縄県民を「ごまかし、ゆすりの名人」と述べるなど、差別的とも取れる発言をしていたことがわかった。沖縄県議会は抗議決議をする方針で、同県内で反発が広がっている。
説明会は昨年12月3日、首都ワシントンのアメリカン大学の学生を対象に行われた。メア氏は、沖縄に研修旅行に訪れる十数人に対し、「米軍基地が沖縄に与える影響」と題して話したという。一部の学生が、その内容を発言録として記録していた。参加した学生は「オフレコ(会話の内容を外部に漏らさないこと)の会合かは決められていなかった」と話している。
この発言録によると、メア氏は「日本は和の文化であり、合意形成は日本文化にとって大切だ」と説明した上で、「合意形成を装いながら、できるだけ多くの金を取ろうとする。沖縄の人々は、東京に対する、ごまかし、ゆすりの名人だ」と述べたという。
メア氏は、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の危険性について「沖縄の人々は普天間が世界で最も危険な基地だと主張するけれども、彼らはそれが真実でないことを知っている」としたうえで、「福岡空港や大阪の伊丹空港も同様に危険だ」と述べたという。
また、メア氏は、日本の政治家は「常に建前と本音を使い分ける」としたうえで、「沖縄の政治家は東京での交渉で合意しても、沖縄に帰ると合意していないという」と語ったとされる。説明会では、「沖縄の人々より、他県の人の方が、より多くゴーヤーを生産する。沖縄の人々は、怠惰でゴーヤーも育てられない」との発言もあったという。
沖縄のゴーヤの収量が少ないのは米軍基地のために耕作面積が制限されているからじゃないのか?
すでにニュースを賑わしていているが、僕はこのニュースを昨日の朝日新聞の記事で知り、どうして問題にならないのかと思っていた。沖縄の新聞はいち早く取り上げていたようだけれど。
それにしても、開いた口がふさがらないとは、このことだ。
このような認識の人物が国家の重要な役職にいる国がマトモだなんてとても思えない。
こんな国に隷属しているから、日本の政治家もだんだん似てくるのだろう。
口では「厳しく抗議する」などと言っているけど、よく見れば同じ穴のムジナなのだ。 なぜなら、琉球を、アイヌ民族を、北海道の専従少数民族を、被差別部落を、朝鮮民族や中国人を聞くに堪えないほど悪し様に差別してきた事実があるのだから。
ケビン・メアの方がはるかに正直者で、差別の歴史を隠蔽しようとしている者の方がはるかに正直者ということになる。
2011年3月8日火曜日
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